2024年3月7日木曜日

抵抗線と支持線。

今日は初心者向け?基礎のおさらい。

抵抗線や支持線という考えがある。

これらは「平行(傾きがない)」場合もあるし、「傾きを持つ(いわばy=axで示されるような一時関数)」場合もある。

例えばとある不動産株の週足だが、3000円のところに明白な抵抗線がある。傾きがない平行な抵抗線だ

これは古典的な考え方で、100数十年以上前から考え方が存在していた

さらに時代が進んでいって1900年代に入るとアメリカのギャンなどによって 「傾きのある直線(トレンドライン)」が株価の頭を抑える抵抗線になったり、支持線になるという考えが生まれる。ギャンなどはそこから発展させたギャンアングルを提唱するに至る。

今度はとある建設会社の週足

2018年7月から2020年7月にかけて、 この株の戻りを抑える赤い抵抗線が「トレンドライン」として存在したことがわかる。一定速度でこの株の価値が小さくなっていったと考えればいいだろう。

他方で、青い点線にも注目してほしい18年8月頃から20年3月頃にかけての下落で何度も株価の下支え線(サポートラインとか言ったりもする)になった。支持線だ。

相場においてはこのような抵抗線や支持線がしばしば出現する。いち早くこれを見つけることで「抵抗線まで戻したら売り」「支持線まで下げたら買い」などと有利に立ち回ることができるだろう。

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で、この「平行な抵抗線」と「右上がりの支持線」ラインで作られるのが「アセンディングトライアングル」と言われる特殊な三角保合。普通三角持ち合いというのは下がる抵抗線と上がる支持線で形成される