2017年7月29日土曜日

昔話

むか~し、いわゆるワンマンな会社に勤めてたことある。

200人位の、証券会社としては地場の中小証券。そこにワンマンの人の知り合いの人が鳴り物入りで入ってきた。僕の上司と同格なんだが、部下がいないので僕が手伝うことになった。

ただ、色々と問題、(法律違反ではないが、道義的にどうなのよ)ということがあったので上司に報告した。上司は僕を連れずに、ワンマンの社長にさらに直接報告した。
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正直、上司としても見て見ぬふりをしても良い案件だった。しかし、上司は部下が報告した以上、必ずボスに報告するのが会社だと。

ボスは最初、僕の上司に怒ったそうだ。あいつがそんな事するはずがない。
下としても君たち(上司や僕)の管理がなってないんじゃないか(まあそれはそうなんだが)

しかし、ボスは次の日、僕と僕の上司を呼んで「報告聞いた。このことはあんまり大げさにはしたくないからわかってくれ。ご苦労さん」といって、丸ビルの一番高いところのお店でごちそうしてくれた。
(まあ、そういうシチュエーションなので、味覚えてないがw)

その人は本人からの申し出というかたちで、契約を打ち切った
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上司としては、自分の立場が悪くなることがあっても、部下からの報告はきちんと上に上げる。
で、怒られても部下は必ず守る。上司としての鑑だと今でも思うんである。

翻って防衛庁はどうか?

部下が報告したと言ってるのに、自分は聞いてなかったと言い張る。
誤解を生じるような言動があったと言い張る(どう誤解?w)

そんな人間に防衛庁どころか数人の組織だって任せられるもんか(にがわら
自民党はそこまで人材枯渇してますと自慢して回っているようなものだ。

おそらく、稲田さんがガチガチのキチガ・・・右翼でなければ安倍さんはここまで重用することはなかっただろう。お友達だったから引っ張った。

次派閥の、お友達だからこそ、速く切るべきなのにな。
昔のボスや上司を思い出しながら。

2017年7月26日水曜日

シマノ

シマノ、今日は急落しました。

でもこれ、自転車が趣味な投資家なら「ああ、そうなるかなあ」な下方修正でした。
むしろ、会社側が見通し甘かったんだろう。
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シマノが近年ガンガン上がった立役者、それは競技用の自転車向け電動変速機とホイールです。

シマノ、今でこそ「世界のシマノ」ですが、2010年頃にかけては、シマノって「昔の名前で出ています」になりそうだったのです。スラム社など新興のライバルメーカーがどんどん出てきました。
かってインテルがAMDなどの挑戦を受けた頃を思い出します。

当時、主だった国際レースの結果を見ても、シマノの使用シェアが下がっていたのが伺えます。
また、ホイールに於いてシマノはトップレベルでは絶滅寸前だったとさえ言えるでしょう。
「わざわざシマノのホイールを使うこともない」だったのです。
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そこでシマノは画期的な商品をだしました。
ひと目で分かる「電動式変速機」です。


チェーンを導くガイドレール(変速機)が黒いサーボ部品に直付けされてます。黒いコードは「配線」ブレーキと一体の「変速スイッチ」につながっています。(将来的にはここも「ワイヤレス」になっていくでしょうね)

そしてパット見にはわからなかったけど軽量高性能なホイールです。


男の子はわかると思いますが、従来の自転車の変速機はギアの部分と、手で動かす変速レバーがワイヤーでつながっています。

変速するためには結構レバーを「力いっぱい動かして」変速しますよね。さらにワイヤーなので伸びてしまう(アライメントが狂う、作動が鈍くなる)。この調整が難しい。

しかしこれをサーボモーターで動かしたらどうか?というのがシマノのチャレンジでした。

変速機部分を直接モーターで動かすので、変速レバーは単なるスイッチでいい。全力で自転車こいでる時にこのメリットは大きい。
さらに変速機のすぐ近くでサーボモーターが動かすのでワイヤーいらない。精密に力強く変速できる。アライメント調整も一度してしまえばアライメントが狂わない。超精密にギアチェンジが高速にできる。

ツールドフランスなどのトップレースでトップチームがこぞって使い出すと数十万円するアイテムにも関わらず、アマチュアレーサーにも浸透しました。これは僕がブログで予想したとおりでした。
より一般向けの「アルテグラ」コンポーネントにも電動ギアは採用されさらにシェアが上がっていきます。シマノはこうして蘇ったのです。

さらにレース結果を辿っていけばわかりますが、世界中のレースリザルトの使用機材の欄で、「シマノのホイール」が不死鳥のように復活。シマノのブランドが回復し売上が伸びていく。まさに好循環。こうして株価は「ワンクッションおいて」急上昇していくのです。

僕は電動「デュラエース」(ロードバイク用の変速機やブレーキのコンポーネント部品セット)が世に出た時(2009年発売ですね)、シマノストロングバイと書いた記憶があります。自転車乗りとして「高くても買う」と思ったからです。それから株価はすぐにはあんまり反応しませんでした。予想は「早すぎた」。でも電動コンポーネントが成熟し、どんどん使用者が増え、ホイールが復活しダイレクトに業績に反映されていく。株価はようやく上がっていく。自転車を知らない人は「画期的な商品」であることは理解できなくても業績を見ればようやく画期的な商品であることを知る。


何回か書きましたが、新製品をレースで試し始めて、収益貢献するのに2年から3年ほど(もうちょっとかかってるか)。その間、株価は全く無反応でした。これが売れるからシマノ買えっていうアナリストはいなかったはず。
(まあいたらそのアバウトさに問題もあるんでしょうが)

そして今回の急落。今度下げたのははこういう画期的な商品の売れ行きも一巡して飽和してきたんですな。それを見据えた高値圏での売り払いもそろそろ最終局面。
シェア拡大もそろそろ限界に来てたしね。

今回、売れる、上がる、反動で下方修正まで完璧に読み切れました。

趣味を株に生かすっていう面白い好例だったと思います