現在、ダウ30銘柄に入っていない銘柄で、時価総額上位銘柄を見てみると、エヌビディアが949ドル、アルファベットが176ドル、メタが467ドル、ノボノルディスクが134ドル、テスラが180ドルといったところ。
対してニューヨークダウを採用銘柄を見てみると1番安いのが インテルの31ドルほど、1番高いのが ユナイテッドヘルスの521ドル。
ニューヨークダウは時価総額に連動する指数ではなく、値段に補正をかけて計算するスタイルになっている。そのためどうしても 値段の高い株が寄与率が高くなりやすい。エヌビディアが株式分割を行ったのは、値段を下げることでダウに採用されやすくなると言うことを狙っているものと思われる。時価総額で言えば類似銘柄のインテルとエヌビディアでは既に大きな逆転が起こっており、 近いうちにエヌビディア採用、インテル除外が考えられるのではないかとされている。その際に今の1000ドル近い値段では寄与率が大きくなりすぎる。それを理由に採用されにくくなると言うわけ。 エヌビディアが株式分割で値段を下げることで、ニューヨークダウ採用のハードルはかなり下がったと言う事は言えるだろうね。
なお、世界中でニューヨークダウに連動したETFが 上場されていたり、ニューヨークダウに連動するようにポートフォリオを組んでいる機関投資家もかなり多い。ニューヨークダウに採用されるとならばいわゆるインデックスプレイでインデックス 運用者の買いが 入る期待はあるだろう。もちろんもうこの辺についてはかなり盛り込まれているとは思うんだが。