2018年7月7日土曜日

くどいけどショックアブソーバ。KYBストロングバイ。

何回か書いた話ですが。

自動車には「サスペンション」というものがついています。

タイヤ(ホイールや車軸)を車にそのままくっつけていたのでは乗り心地は悪いし、車の運動性能も落ちる。そこでサスペンションという機能が生み出された。

 
 
タイヤを上下に移動させられるようにし、さらにバネをつけることで地面からの衝撃を吸収するようにした。しかし、「バネだけでは車は上下に揺さぶられたままの状態が続いてしまう。
 
言葉にすれば「ボヨーン、ボヨーン、ボヨーン」という状態が続きます。
 
そこで発明されたのがオイルダンパーです。(こっから重要)

見た目は「バネ」ですが青い部分がオイルダンパー。某所から盗んできた画像を見てもらいましょう。
オイルダンパーの中にはオイルが封入されていて、その上部にはガス室が設けられています。タイヤが押し上げられてサスペンションが動くと、オイルダンパーのピストン部分がシリンダー部分に入り込んでいきます。この時、オイルとピストン部分に摩擦が生じてエネルギーを吸収(熱エネルギーに変換)するんですね。ガス室が設けられているのは、ピストン部分がシリンダーのなかに入ってくるのでシリンダー室の体積が狭くなってしまいピストンの動きが妨げられるから。気体であるガスが体積を少なくすることで
オイルが入っている部分の体積をできるだけ変化させないようになっているのです。
オイルダンパーがバネと決定的に違うのは、バネが、押し込まれると「押し返す力が働く」(なのでボヨンボヨンする)のに対し、押し込まれたときに運動エネギーを減衰するのはもちろん、ひきもどすときにも気にも運動エネルギーを減衰するのです。
 
これによってバウンドを続けようとする動きをできるだけ少ない時間や振れ幅で鎮めることができるわけです
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それだけでは「ふーん」な話です。例えば高性能車には「ビルシュタイン」というメーカーのダンパーが使われてるとか聞いたことあるでしょうか?あるいは本田が最近採用して話題になった「ザックス」。二輪ならオーリンズとか。こういう一部の外国メーカーはその開発力に定評があり、KYBは遅れていたと言っていいでしょう。語弊を承知で言えばドイツ車が良いってのはこういうダンパーを作る会社の差だった面もあると思ってます
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さて、過日トヨタから「カローラスポーツ」が発表されました。ここに使われてたのがKYBが新開発したショックアブソーバ(オイルダンパー)。オイルを変え、ピストンにも独自開発のノウハウを入れてきたようです。明らかに今までのKYBとは違う。
 
 
大げさかもしれませんが、本当にマイルストーンになりうる「新商品」だと僕は考えています。「それが作れないからKYBは駄目、とぼくは何回か危惧してきました。遅まきながらKYBの開発力が詰まった新製品が出てきたというわけです。これ、四季報の数字には出てません。まだアナリストも投資家もKYBの変化に全く気づいていないでしょう。ただ改良型の製品が出てきた。
しかし今までKYBが全く手を付けてこなかったことに研究開発費を払って真正面から答えを出してきたんです。
 
そして大事なのはカローラースポーツのサスペンションやダンパーの評価が良いこと。ようやく先行する海外メーカーの性能にキャッチアップしつつあります。
 
そしてもともとKYBといえば耐久性に定評あります。一部韓国製造のザックスのように錆びついたりはしないだろうとい安心感もあるわけです
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今年、反落してからやや低迷気味です。しかし、業績は順調に伸びてますし、こっから下がってもせいぜい4000円位でしょう。十把一絡げに低迷する自動車部品株ですが、これならねらっていってもいいかと。じっくり注視し、底入れ確認で買っていけばいいでしょう。

ブレーキやエンジンやトランスミッションは電動化で姿を消していくかもです。しかしサスペンションは電動化したって消えないから。そこも買う理由の一つ。

5年で10000円目標、ひょっとしたらもっとかも、という感じですね。
 
 
 

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