2018年5月22日火曜日

ダービーに出れる?出れない?

いよいよ、27日、今年も日本ダービー(正式名称東京優駿)が行われます。

さてダービー。日本のダービーはJRAに登録された馬で事前にお金を払って登録された三才馬しか出れません。また、優秀な種馬や種牝馬(母馬)を選別するというレースの趣旨の為、牝馬は出走できますが去勢した「騸馬」は出走できません。

で。
ダービーの出走最大枠は「18」です。日本国内で生産されるサラブレッドはいまも6000を数えます。最大は1992年の12800頭。半減したと言っていいでしょうね。だいぶ少なくなったものですがそれでもかなりの量ではあります。そんな中からの18頭ですから本当に一握りのエリートたち。

さて、そんなダービーですがどうやって出走できるのでしょうか?
それは「賞金順位」と「優先出走権」によって決まります。

日本ダービーには「優先出走権」が上位馬に与えられるレースが決められています。
まず、皐月賞。そしてダービートライアルレースの青葉賞、プリンシパルステークスです。

そして、優先出走権を持たない馬は「収得賞金」の金額上位馬から出走の権利があります。普通のレースで一着、そして重賞と呼ばれる高位のレースでは二着まで、「収得賞金」と呼ばれる金額が加算計算されていきます。この金額が上のものからダービーにでれるのです。

なので今まではそんなに活躍していなかったけど(習得金額が少ない)最近強くなったんだ、という馬はなんとかして「優先出走権」を掴む必要があるのです
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さて今年からダービーの優先出走権の条件が変わりました。

皐月賞5着まで。青葉賞2着まで、プリンシパルステークス1着。この着順以内の馬は無条件で出走権を得ます。そして残りの出走枠を収得賞金の順に割り振ります。同額の馬がいるときはその馬たちで抽選になるのです。

今まで、皐月賞は4着までに優先出走権があったのですが今年から5着までに拡大されました。
例えば、収得賞金額が少ないけどなんとか皐月賞に間に合った馬が皐月賞で健闘するも惜しくも負けた場合。更にダービーに出るには、ダービーまでの間にレースに勝って(あるいは重賞2着で)収得賞金を加算するか、トライアルレースで優先出走権を取る必要があります。

こうなると皐月賞とダービーの間にレースを使うことで疲労が溜まってしまいダービーで実力が発揮できないケースもあるでしょう。

そこで、皐月賞の上位5頭までにはいったらダービーに出れるよ、と出走権を拡大することで遅れてきた馬の救済を図ることにしたんですな。この方が「レベルが上がるという判断」でしょう
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長々と書きました。今年から5着まで優先出走権が拡大されたことで「まさに救済された」馬がいます。皐月賞5着のキタノコマンドールです。

この馬はデビューが遅かったこともあり、3戦2勝。すみれステークス勝ちだけではダービーの収得賞金では「足りなかった」のです。しかし皐月賞で5着に潜り込んだことで優先出走権をえてダービーを目指すことができました。

また、6着グレイルとは「ハナ差」。おおおきなおおきなハナの差になったですね。

昔から「ダービーは運のいい馬が勝つ」という格言もあります(まあそれは30頭とかかなり無理のある多頭数でレースやってた頃の話だけど)。運のいいキタノコマンドールにもワンチャンスがあるかどうか。。

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