2018年5月14日月曜日

種牡馬、ハービンジャー。

今年も日本ダービーがやって来ます。一番人気は皐月賞を回避したダノンプレミアムでしょうか。
皐月賞を使えなかったとは言え今まで「別格」の強さを見せてきただけに、既存勢力で逆転は難しいかもです。

そうなると皐月賞を使ってこなかった馬で強い馬の逆転を期待したくなる。新天地を含めてブラストワンピースという馬が注目されています。デビューが遅かったこともあり、(そもそもデビュー時点ではそこまで期待されてなかった。新馬戦は5番人気)、三連勝で毎日杯を快勝したあと、皐月賞をパスしてダービー一本でここまできました。毎日杯の後、牧場に短期放牧、入念に乗り込まれています。
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ここ数年、ダービーと言えばサンデーサイレンス系種牡馬かあるいはキングカメハメハとその子供というのが定番でした。
しかしディープインパクトもキングカメハメハもそろそろ種牡馬としては晩年に入ります。更にはサンデーやキングカメハメハの血を持つ母馬が溢れている日本の馬産。そろそろ「違う」血が待ち望まれています。

そこで社台グループが輸入した種馬の一頭がブラストワンピースの父ハービンジャーです。この馬、G1勝利はわずか1つなのですが、この一勝の強さが彼を種馬としたのです。

そのレースが2010年の「キングジョージ」。芝2400mとしてはヨーロッパでも最高にランクの高い競争の一つ。凱旋門賞などと同じような評価です。

とにかくすごかったのはその勝ち方、勝ちタイム。負けた馬が弱かったわけではありません。一番人気は英ダービーをぶっちぎったワークフォース。その馬たちをちぎり捨てたのです。

とにかくこのときのハービンジャーが強すぎた

。勝ちタイム2分26秒78はダントツのコースレコード。このときのフリーハンデ(馬の強さを示す評価)は史上2位クラスととんでもない数字が出ています。

が好事魔多し。この後すぐに骨折引退を余儀なくされてしまうのです。無事ならばもっと勝てたかもですが。。。
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血統としては父ダンシリ。その父は日本でもおなじみデインヒルになります。
また全体的にノーザンダンサー(あるいはアルマームード)の血が多く、このへんは狙った配合でしょうね。この馬の強さの源はノーザンダンサーのDNAかも知れません。
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さてハービンジャー。そのフリーハンデの値だけなら10億円を超えるような種馬評価になったかもですが、G1勝利は1個だけ、という実績とデビューが遅かったことなどから5億円程度の「安い値段」で買われたと言われています

社台ファームとしてはそれでもたくさんの優秀な牝馬を準備して種付けしました

ところが・・。初年度から京成杯を勝ったペルーフが出たものの、他が振るわず。二年目にはドレッドノータスなどを出すも、まだまだ期待ほどではない(繁殖牝馬のレベルの高さからはもっと活躍しても良いはず)と思われていました。「外れだったかなあ」・・・。

しかし。3世代目となる産駒の活躍で一気に評価が高まります。
ディアドラが秋華賞を。モズカッチャンがエリザベス女王杯を。さらにペルシアンナイトがマイルチャンピオンと一気にG1を3勝ったのです。
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まんべんなく勝つ馬を出す血統ではないかも知れません。しかし産駒の中から「かなり走る馬」を出すようになってきました。初年度産駒は「切れ味」が劣る馬が多かったのですが強い馬は切れ味がある馬が多い。これは、おそらく配合の組み合わせがある程度わかってきた事と調教などのパターンも出来上がりつつあるんでしょうね。

活躍馬は母系にもノーザンダンサーが入る馬が多いのはハービンジャーが持つノーザンダンサーの多重クロスをさらに重ねる意味合いがあるのかも知れません。
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ことしのクラシックに出てきたのはブラストワンピースのみ。しかしその強さはなかなかのものがあります。毎日杯で子供扱いしたギベオンがNHKマイルでは僅差の2着。そのレベルはG1級だと思われます。
ハービンジャーの価値はますます上がっていくように考えます。

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