2018年3月6日火曜日

「小で大を代用する」?強化型遠征打撃群

さて「軽空母」の話を繰り返しました。実はアメリカでもワスプを中心とした「強襲揚陸艦」(本来は大型ヘリで兵員を陸へ送り込むヘリ空母だが、F35Bなどを積むことで固定翼機を運用する軽空母的な正確も持つ)を中心とした「強化型遠征打撃群」という運用をスタートさせます。

アメリカは原子力空母をもっていて、ここには艦載機60機ほどが積まれています。しかし、飛行機や船の総額は軽く1兆円を超えます。さらにその「おつきの船」にまた総額1兆円とかかかります。人員は1000人単位。まさに海の上の軍事国家です。
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一方、ワスプなどの強襲揚陸艦は一隻あたりのF35Bの搭載可能数は12機程度ですが、そのコストは正規空母の1/6程度とも言われます。それならばワスプクラスを沢山作って空母打撃群の代わりをさせたほうが良いんじゃね?という考え方も・・・。それだけF35Bの性能が高いということもあります。また一隻だけの原子力空母だと、撃沈されるリスクも高くなってしまって。。、
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何はともあれ、米軍が新たに打ち出す戦力単位の概念が強化型遠征打撃群です。

(ワスプ級強襲揚陸艦。大型ヘリを1500人程度の兵員を搭載可能。いっぽうでF35Bを最大十数機程度搭載し「軽空母」として運用することも可能)

ワスプなどの強襲揚陸艦(F35B搭載)などの3席程度の艦船プラスイージス艦2隻の計5隻程度の艦隊。固定翼機はF35B十数機ですが、高性能なF35Bならある程度の空戦、空爆能力が十分あるという考えかたで「小規模な空母打撃群的」な運用をしようと思っているのでしょう。
もちろん、今現在ある原子力空母を中心とした空母打撃群ほどの戦闘力はありませんが、その何分の一化でもそれなりの戦闘力があります。こういうより小さな船で正規空母の負担を減らそうというわけです。

米軍は90年台にもこういう艦隊を考えたことがありましたが、空母と違って指揮命令設備が少ない、ハリアーや旧型のヘリコプターだけでは作戦応力に限りがある、などの問題点から実現には至りませんでした。
しかし、短距離離陸垂直着陸が可能ながら充分な戦闘力を備えるF35B戦闘攻撃機と大型の機体ながらヘリ運用できるオスプレイの登場がその制約を大きく減らしたのです。
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このへんの運用がうまくいくようなら、日本も「軽空母艦隊」を作るよいお手本になるでしょうね。

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