2017年9月6日水曜日

種牡馬の世界に「世代交代の足音」か。新種牡馬、当たり年の予感。

さて9月になって、競馬の新馬戦や未勝利戦も数多く実施されました。

相変わらずディープインパクトなど既存の種馬は強いのですが、今年は例年と違って、新種牡馬の子供の勝ち上がりが目につきます。近年は有力種牡馬に種付けが集中する傾向があり、新種牡馬も直ぐに結果を出さないとお払い箱になってしまう厳しい時代です。

一番下の表(二歳の種牡馬成績をつらつらと見てみると。。。

5位に入るロードカナロアは期待通りの好成績。特にトゥザビクトリーを母に持つトゥザフロンティアを出していきなり重賞戦線に産駒を送り込んできました。やはり血統表にサンデーサイレンスを持たない(のでサンデーサイレンスの血を持つ馬と配合しやすい)、という強みを活かして居る印象ですね。近年最強クラスのスプリンターだけにスピードをどんどん遺伝できるかどうか。キングカメハメハが体調不良と伝えられるだけに後継種牡馬としても期待が高まります。

7位につけるオルフェーブルは「子供は仕上がりが遅い」という前評判でしたが蓋を明けてみれば早い時期からコンスタントに結果を残しています。この辺は祖父サンデーサイレンスに似てますね。サンデーの孫は種牡馬としてパッとしない、というジンクスを覆す成績と言えそう。産駒のロックディスタウン(叔父にゼンノロブロイ)が札幌2歳を制してクラシック戦線に名乗りを上げました。

特にこの二頭はこれからの日本の競馬を担って行くのかもしれません。

9位のヘニーヒューズはもともとアメリカで共用されていましたが、北米などではあまり活躍馬を出していませんでした。ところが日本に輸入された10頭足らずの馬から2頭が重賞を制覇し日本にやってきた変わったケース。日本に輸入された後で北米に残してきた産駒のビホルダーがブリーダーズカップジュビナイルフィリーズを制するなどして注目を浴びました。基本、距離に限界がある父ですが、日本の馬場が合うんでしょう。ここまで海外と日本で成績に差がある馬も珍しい。日本では早熟気味で仕上がりが早くマイルまでの距離でコンスタントに勝ち上がってくる印象。其の中から以前のように重賞勝ち馬をどれだけ出せるか?

10位にはドイツ史上最強の呼び名も高いノヴェリスト。まだ大物って感じの子供は出てないですね。もっと成績が上がっても不思議ではない実績のある馬です。

そして少なめの出走頭数20頭ながら3頭の勝ち馬を出しているストロングリターンは15位につけて大健闘と言えるでしょう。シンボリクリスエスの後継として血を残すことが出来るかどうか
表から漏れましたが20位にはエイシンフラッシュ。39頭と多い出走頭数ながら勝数が4とやや期待はずれ。ただ、産駒のアーデルワイゼは祖母にビワハイジを持つ良血(近親にブエナビスタなど、ということになる)。まだ未完成の馬体ながら勝ちっぷりは非凡でこの辺が活躍してくれるかどうかですね。


他方、ハードスパン、モンテロッソ、エスポワールシチー、ロジユニヴァースなどはそこそこ種付け頭数があったにも関わらず残念ながら今のところ目立って勝ち上がっていません。この辺は苦しいなあ。


何れにせよ今年の新種牡馬は二歳線で近年では珍しく何頭もが上位争いに顔を出しています。
世代交代の足音が聞こえてきたようです。

参考 9月3日までの2歳馬のレースの種牡馬成績。

順位種牡馬名出走頭数勝利頭数出走回数勝利回数
1ダイワメジャー3095611
2ヨハネスブルグ3296610
3キンシャサノキセキ238419
4ルーラーシップ398748
5ロードカナロア377578
6ディープインパクト289369
7オルフェーヴル234295
8ハーツクライ295395
9ヘニーヒューズ285495
10ノヴェリスト223333
11ディープブリランテ215445
12ベーカバド122272
13ステイゴールド125235
14シニスターミニスター163304
15ストロングリターン203443
16バゴ133253
17アイルハヴアナザー203333
18アドマイヤムーン142262
19Stormy Atlantic2162

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