2017年4月28日金曜日

天皇賞、血統オタクの新天地的にはアルバートに全部。

天皇賞(春)京都競馬場芝3200m。

ゲストブックにも書きましたが、2000年ころまではとにかく「かたい」「荒れない」レースでした。しかし、2006年にディープインパクトが勝ったのを最後にここ10年ほど「一番人気が勝てない」、そして何年に一回か大荒れになるレースになって居ます。

おそらく、2000年ころまでにJRA全体で「長距離レース」が減った結果、「長距離を得意とする種牡馬」が淘汰されたこと。また、種付け技術の向上で、一部の種牡馬に種付けが集中するようになったこと。(1990年台はじめまでは年間100頭が最大限だったが、現在は年間200頭に種付けする馬もいる。)そんなことが裏にあると思います。

こうして「長距離が得意」という馬が減ったことで「絶対的な勝ち馬」がいなくなってしまった。
それが天皇賞が「固くない」レースになってしまった理由のような気がします。


昔はライスシャワーの父、リアルシャダイのように「長距離砲」と呼ばれるような種牡馬が一定以上いたのですが今は「長距離が得意」な種馬は敬遠されてしまうんですよね。

例えばダンスインザダークも期待されて種牡馬になったのですが、特性が長距離に出てしまった結果、あまり成功したとは言えない結果になっています。
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ダンスインザダークの直仔は居ませんが、母の父にダンスイン・ザ・ダークを持つ馬が2頭、今度の天皇賞(春)に出てきます。

なかでもアルバートが注目でしょう。いまでは少なくなった「生粋のステイヤー(長距離を得意とする馬)」3000m以上の重賞を3勝。この馬は出走距離を伸ばしてから急に勝率が上がりました。


(薄手ですらっと胴長の体はいかにも長距離向きの印象です)


叔父にインティライミ(ダービーがディープインパクトの二着)を持つ母系。母はむしろ短距離が得意だったのですが母の父はダンスインザダーク。孫であるアルバートには長距離で成功するスタミナ遺伝子を受け継いでいるんでしょう。また牝系を遡れば母系はレディチャッターに行き着きます。
古くから競馬をする人ならご存知でしょうが、泣く子も黙る社台ファームが初期に基礎牝馬(牧場の土台を支える牝馬)として導入、大成功したレディチャッターの血を引きます。いまの社台グループを作った血統と言ってもいい。

この牝系、面白いことに大活躍する牝馬はほとんど居ないのですが、その牝馬たちが産んだ「牡馬」からは思い出したように重賞を勝つ馬たちが出てくるのです。インティライミはそんな一頭でした。


父親であるアドマイヤドンは牝馬二冠ベガの子供。偉大な母、ダービー馬に兄弟を持つ「超良血馬」であるドンはダート中距離を得意とする優れた競走馬でしたが、種牡馬になってからはあまりいい成績は残していません。韓国に請われて輸出され、アルバートが日本で生まれた「ラストクロップ」(最後の世代)になります。

父親のアドマイヤドン、母父のダンスインザダーク共に種牡馬としては「晩成」のイメージが有ります。アルバートも3歳夏を越し、出走レースの距離を長くしてから本格化したという馬です。
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クラシック戦線とか、目立つような馬と共にレースをしていないために知名度、人気共に低いかもです。しかし、長距離重賞の3勝で見せた勝ちっぷりはなかなか強烈。人気2頭に割って入る馬を血統的にあげろ、と言われればこの馬が最右翼でしょうね。

というか、純粋にギャンブルとするなら、二頭を蹴ってこの馬に全部突っ込む(*^^*)

人気するかなあ。頼む、人気しないで(ムリかw)


おそらく、春ここでG1を制したら、秋は南半球のメルボルンC(豪G1、芝3200m)を目標ということになるんでしょうか??

「ディープインパクトだけが競馬じゃない」ということを示してほしいと思っている今日このごろです。

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