2017年4月10日月曜日

韓国大統領戦、大異変。中道系アンチョルス氏がムン・ジェインを逆転?

さておさらいです

韓国では二人続けて保守系の大統領が続きました。しかし朴槿恵大統領の知人で占い師のひとが無茶苦茶したせいで、大統領は弾劾され首に。汚職容疑で逮捕され、与党セヌリ党は分裂しました。

これを受けて、弾劾を主導したムン・ジェイン前民主党代表が圧倒的な支持を集めてきました。党の予備選でもワンサイドで圧勝。このまま大統領選本戦でも有利と見られました。
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ところが、ここに来て異変あり。
第二野党の前党首で、党の予備選を勝ち抜いたアンチョルス氏が急速に支持を増しているのです。

アンチョルス氏は55歳。韓国でもっとも偏差値が高い大学、学部の一つである「ソウル大学医学部」を1991年に卒業。ソウル大学在学中には九州大学医学部に2ヶ月ほど籍をおいたことも有るそうな。

大学卒業後は檀国大学校(私立。余談ですが朴大統領の古くからの友人の占い師の出身校でもあります)附属病院に勤務します

この時、本職の傍ら、独学で「コンピューターのアンチウイルスソフト」を開発。これが評判が良く、病院を退職して1995年にベンチャービジネスとして「アンラボ」という会社を立ち上げます。
(そもそもは自分のパソコンが「ブレイン」という最初期のコンピューターウイルスに感染しているのを発見したのがきっかけとか。これを発見駆除する仕組みをつくり、これが最初の製品となった)

この会社が成功し、2001年にはスピード上場。全国的な知名度と大きな財力を手に入れました。かれが「政治家」として支持を広げて行くのは2011年のことになります。
さらに。注目を集め始めていた彼の好感度を大きくあげる行動がありました。
ソウル大学の教授なども勤めていた彼はアンラボの持ち株の半分(150億円とも)を寄付することにします。名声を更に上げた彼は政治的リーダーとしても期待されるようになっていくのです

この年ソウル市長選挙で「有力候補の一人」とみなされたアンチョルス氏は結局選挙には出なかったものの野党民主党のパクウォンスンを支持。左派系政党がソウル市長選挙で勝つ原動力の一つになりました。

こうしていちやく、有力な政治家として注目を集めたアンチョルスは前回の大統領選挙には出馬しなかったものの、さいごまで「有力候補」の一人として注目を集めました。
大統領選挙後には2013年に国会議員に立候補して当選。
2014年には「新政治連合」という中道系の新政党を立ち上げます。さらに新政治連合は、野党第一党の「民主党」と組み中道と左派系勢力を結集「新政治民主連合」という新党を結成するに至るのです。
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ところが。

結局路線対立などもあり新政治民主連合は「分裂」アンチョルスが旧「新政治連合」議員を引き連れて集団離党し中道系の「国民の党」を結成。野党第二党になります。
悪いことは重なり、政治資金問題などで党首を辞任することになりました。
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その後、国民の党の大統領候補に選ばれます

いままで、知名度はあるものの大統領選挙においては3番手グループと見られてきました。
しかし、左派系色の強いムン・ジェインが独走してきたものの、北朝鮮の軍事挑発が続く中で「親北」のムン・ジェインを良しとしない無党派層や保守系支持層のなかで「受け皿」としての支持を集めだしたのです。このままムン・ジェインになるより。より常識的であろう安哲秀を選ぼうと。。。


新天地的には常識のある人より、親北のムン・ジェインのほうが面白いと思うのですがw
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ただ中道ですが、日本に近しいかというかとそうでもないです。

慰安婦問題では昔から日本に「謝罪を求めて」いますし、慰安婦合意も見直しを主張しています。
なかなか厳しい交渉相手になりうるでしょう。


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