2017年3月28日火曜日

韓国、大統領選挙。オオトリ、民主党予備選挙スタート。今週は「スーパーウィーク」。ムン・ジェイン、大勝で緒戦を飾る。

5月9日に投票が行われる韓国の大統領選挙。
短い日程の中でそれぞれの政党が候補者の党内予備選を行います。このため今週は各党の候補者が決まる「スーパーウィーク」そんな表現をする韓国メディアが多いようです。

主要政党のなかで最後に、野党第一党の「共に民主党」の候補者予備選挙が始まりました。各地で予備選挙を行い、合計票数で候補者が決まります。

まずは伝統的に左派系政党の「お膝元」である全羅道(チョルラド)で。ここの結果が大きな影響をもたらすと思われます。(全羅道は金大中の出身地で、現在の共に民主党につながる平和民主党結党時以来の支持基盤となっている。また軍事政権下で起こった「光州事件」の舞台となるなどもともと進取、革新的な風土でも知られる)

結果。60%の大きな支持を得てムン・ジェインが緒戦を飾りました。やや現実的な路線を取る安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事、韓国のトランプことイ・ジェミンは残りの票をそれぞれ20パーセントづつ分け合いました。

このため、ともに民主党の予備選挙ではよほどのことがない限りムン・ジェインの勝利はうごかないものとみられます。
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このままでは本選挙でもムン・ジェインの一人勝ち、そんな流れでしょう。9年ぶりの革新政権樹立の可能性が高くなっています
ムン・ジェイン。もともと進歩派の弁護士。学生時代学生運動で逮捕された経験あり。盧武鉉大統領と協同で弁護士事務所を作っていた縁で政界入り。前回の大統領選挙では本戦で朴槿恵に破れており、二度目の挑戦になる。
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一応、「最後の大逆転」に動いている人たちもいます。

中道、保守連合です。

一応、各政党も自前の候補者選びを行ってはいます。


中道政党である国民の党。党の実質的創始者で前代表安哲秀(アンチョルス)氏が事前の予想を大きく上回る圧勝ぶりで「党の候補」として選ばれそう。
写真は安哲秀氏。もとソフト会社創業者という異例の経歴の持ち主。髪型が特徴的ですw


旧セヌリ党の「パク派」が結成した「新韓国党」は洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道知事が党の候補者になる勢い。
ホンジョンピュ。汚職の疑いで一審で実刑判決を受けながら、今年2月の控訴審で逆転無罪。セヌリ党の前身であるハンナラ党の代表を努めたこともあります。「強いリーダシップ」を自称する保守系を代表する政治家の一人。



セヌリ党から「非パク」が離脱して結成された「正しい政党」(正義党)では「経済通」の劉承旼(ユ・スンミン)議員が優勢です。

ユスンミン。もともと、当時ハンナラ党代表だった「朴槿恵」からの「三顧の礼」で党代表秘書室長になった経緯があります。韓国きっての経済通としてそれほど評価されているというわけです。
一時は「朴槿恵の男」として政治的に懐刀として活躍していたのです。
ただ彼は「言うべきことを言う」スタイル。結果、10年に渡る蜜月の後、占い師と取り巻きの人との仲違いや朴槿恵の政策運営に反旗を翻し口汚く罵り合う関係に。
2015年、セヌリ党の院内代表を努めていた時に朴槿恵に「首にされ」亀裂は決定的に。
結局「非パク」になってしまった経緯があります。



で、この「保守中道」の三党が「統一候補」を立てて「非ムン・ジェイン」で本戦を戦うのではないか?という見方があるのです。実際にそれぞれの党の人間が秘密裏の接触を重ねているようです。韓国では過去にも選挙協力が行われた例もあります。
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一発逆転の候補者が現れるのか?それともムン・ジェインが押し切って「お笑い地獄」が幕を開けるのか?
注目です。

個人的にはムン・ジェインで「国が壊れていく」のを対岸からニヤニヤウォッチしたいんですけどね。
予言できる未来。占わなくてもいい未来。

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