2017年3月24日金曜日

土曜日はドバイワールドカップデー。アロゲートの強さを見逃さぬように。

いよいよ競馬シーズンも世界的に春のG1シーズンに入ります。
幕開けになるのが「ドバイワールドカップデー」

ドバイワールドカップをメインレースに様々なレースに世界からトップホース、トップジョッキーが顔を合わせます。

今年の注目はメインレース、ワールドカップに出走するアメリカのアロゲート。
デビューが遅く、アメリカ三冠に間に合わず。さらにデビュー戦も三着と破れます。
しかし2戦目に初勝利を飾ると、そこから6連勝!6連勝のうちにはG1レース三連勝を含むのですがこの3勝で一気にダート現役ナンバーワンの称号をえたのです。

まずG1トラバーズステークス。(このレースの別名は人呼んで「真夏のダービー」。アメリカのダート三冠レースを終えた優秀な3歳馬が全米から集まる歴史、格式とも非常に高いレースです。三冠レースの勝ち馬の参戦も毎年のこと。)
ここでは全く人気薄で13頭立ての8番人気。一番人気はアメリカ三冠の一角、プリークネスステークス勝ち馬であるエグジャザイレーター。

ところがアロゲートは人気薄をあざ笑うかのように二着に13馬身というとんでもない大差をつけてG1をぶっこ抜いて見せたのです。


勢いに乗るとアロゲートはアメリカ最大のレースの一つであるブリーダーズカップクラシックに参戦。ここには3歳時にアメリカ二冠、当時6連勝中のカリフォルニアクロームが居ました。
(新天地注。カリフォルニアクロームはケンタッキーダービーを勝った馬ですが、その年に芝のG1レースハリウッドダービーG1にも勝利しています。実はケンタッキーダービーに勝った馬が芝のG1レースに勝ったのは史上2頭しか居ません。もう一頭は競馬の史上最強の一頭である「セクレタリアト」カリフォルニアクロームの能力の高さを示すエピソードです)

さて。前評判でも二頭のマッチレースだろうというのが見立て。オッズはカリフォルニアクロームが一番人気、アロゲートが二番人気。


カリフォルニアクロームがスピードに物を言わせて自ら逃げを打つとアロゲートは2,3番手を追走します。4コーナーからはもう2頭とも相手しか意識しない、と言った感じで二頭が抜け出します。
卓越した二頭の壮絶な叩き合いに他の馬は全くついていけず。
三着以下に10馬身以上の大差をつける歴史に残る名勝負になりました。
4コーナー終盤、カリフォルニアクロームの主戦ジョッキー、エスピノーザはしきりに後ろを振り返り、アロゲートが迫ってくることを確認し、馬にゴーサイン。逃げ切り体制に入ります。直線半ばでは一旦両者の差が広がりカリフォルニアクローム逃げ切ったか?と思われたところからさらにアロゲートがギアアップ。かっての全米ナンバー1騎手にしていまや50歳となった鉄人マイク・スミスのムチがうなります。名手同士の迫力ある叩き合い。最後、きっちり半馬身競り落としたアロゲートが勝利!
 
去年のアメリカベストレースと言われた(おそらくブリーダーズカップ史上でも5指にはいるか)レースをもぎ取ったのです。
アメリカ年度代表馬こそカリフォルニアクロームに譲ったものの(カリフォルニアクロームはドバイワールドカップを制したこと、また一年を通して重賞戦線で6連勝したことを評価された)、フリーハンデではアロゲートが世界一位を獲得。「ダート世界一」の称号を手にしたのです。

さらに今年から新設された世界最高勝金額(総賞金1200万ドル!ただし出走するためには出走枠を100万ドルで購入する必要あり。出走枠は転売可能)のレースペガサスワールドカップG1に出走。これも難なく勝ちました。再戦となったカリフォルニアクロームは引退レースですが残念ながらいいところなく9着止まり。このまま種牡馬になります。

まさに乗りに乗ってるアロゲート。数々の名馬に乗ってきたマイク・スミスをして「競馬のレブロン・ジェームス」と称した馬。一見の価値ありです。(新天地注。スミス騎手はざっとあげただけでもルアー、ホーリーブル、スカイビューティー、チエロキーラン、ティッカネン、スキップアウェイ、ゼニヤッタ、アンブライドルドゾング(アロゲートの父でもあります)など歴史的名馬でG1を勝っています。その彼をして最強クラスの強さだと)

このレースにはラニ、アウォーディーが兄弟で参戦するのも話題。さらに東京大賞典の勝ち馬アポロケンタッキー、今年のフェブラリーS勝ち馬ゴールドドリームの参戦もあります。
なんとか馬券に絡んでくれるといいですね。

おまけ
アロゲートはアンブライドルズソングが残した最晩年の産駒になります。(2013年に20歳で死亡)
いわゆるファピアノ系の主流となった「アンブライドルド(アンブライドルズソング)」系ですがアロゲートが種馬になればさらに枝を残していくことになるでしょうね。

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