2017年1月14日土曜日

ホテルのフロント、なしでもオッケー?

ラブホテルや普通のホテル差はなにか???語弊を承知で言えば大きな違いは「フロント」とか「食堂(後述)」があるかないか?だったりします

最近はそうでもなくなりつつあるんですが・・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新天地は行政書士です。しつこい

ホテルなんかの営業許可をとったりするのも行政書士の仕事。(ホテルの営業者本人がやるのも可能だが、お金を取って代行するには行政書士登録が必要)。

そのなかで「こういうフロントをおきます」とか「こういうふうにご飯を提供できます」というのをきちんと示さないとホテルとしては許可がおりない。豆知識。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さん、「ラブホテル」ってなんだ?と思うでしょう。

定義は色々ありますが、例えば行政書士の業界?では一般にラブホテルのことを「4号営業ホテル」と言います。

なんでかっていうとその所以は
風営法【風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律】第2条第6項第4号の「専ら異性を同伴する客の宿泊・休憩の用に供する政令で定める施設を設け、当該施設を当該宿泊・休憩に利用させる営業」に該当するから。

名前はホテルだけど、「風俗営業な施設」ってなわけ。

ラブホテルは、普通のホテルでは旅館業法(と旅館業法施行令や各種条例)で定められている必要な施設をおかなくていい替わりに、タッチパネル式の自動精算機や休憩時間あたりの料金表(体系)をおいたり出来ます。(風営法施行令による)。人と合わずに出入りできるあれ、あるいは二時間とか三時間幾らの表です。(詳しくは知らんけどさw)。普通のホテルなら必ずフロントで宿泊名簿に名前を記さなければいけません。でもラブホならタッチパネル操作だけで完全に匿名利用が可能です。

しかしながら、こういう方式を取って営業するには、もともとの旅館業法による届け出をするとともに、別途風営法の手続き、許可申請をしないといけません。(大きなチェーンホテルなどを除けば、実際は行政書士に頼むことが多いでしょう。僕なら申請一件あたり最低でも50万円は欲しい所(別途経費含んで着手金5万円くらいかな。ぼったくりかなw)

4号営業ホテルは、フロントや食堂をおかなくていいかわりに、18歳未満の利用を禁じられたり、営業場所に制限がかかったり、看板の大きさに規制があったりします。行政書士豆知識。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
逆に言えば、「ラブホテル(4号営業ホテル)」ではない通常の宿泊施設(ホテル)は業法によって「有人のフロント」や「食事を提供する施設」を備えないといけません。しつこいけど旅館業法施行令による。施行令1条の4。宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他これに類する設備を有すること。

フロントが必要である理由は「売春」や「薬物の使用」を防ぎ、不特定多数の利用がないかどうか監視する意味があります。(じゃあフロントのないラブホテルは不特定多数が出入りして売春の温床になっていいのか?ってな話になってしまうけど、そのかわり厳重な許可制にして、問題があるなら許可を取り消すぞってのが風営法の考え方かな)

さらに。ふつう、旅館やホテルは宿泊客に食事を提供できる施設がなくてはいけません。(各県の条例による。)

ただし、その営業者がホテルと同一である必要はありません。ホテルの一角で別の経営者が食堂を経営するとかでもオッケーです。ビジネスホテルなどにも大抵レストランが併設されているのはそういうわけ。

また、お正月でも普通のホテルのレストランは最低でもモーニング営業はやっているはずです。365日営業している、これは法律の定めによるもんなんですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ホテル業界に詳しい方ならご存知かもしれませんが、最近「フロントと食堂がある」「ラブホテル」が首都圏を中心に増えてきたのを気がついていますか??

ホテルが満室のときにこういうホテルを宿泊用途で使うビジネスマンも増えてきたと思います。

そう、最初から「4号営業」として許可を得るのではなく、フロントと食堂(食事を提供する仕組み)を備えたふつうのホテル、旅館業法による許可を得ているというわけ。ただしかわりに休憩時間による料金表示をしたり、タッチパネル式の料金精算機をおくことはできません。やると風営法施行令の規制に引掛かるからです。(くどいけどそういうのをおきたかったら風営法の許可を得なくてはならない)

更に最近は外国人旅行者の増加などもあり実際に「宿泊」する人も多い。
もともとのラブホテル用途だけに絞るよりもちょっと豪華な変わったホテルとして宿泊客や休憩w客両方を扱っていった方がフロントや食事施設を備えるコストアップを考えても有利だろうと。さらには最近は「女子会ユース」なんてのもあるそうで・・・。

こうゆう流れで昔ながらのラブホテル、「4号ホテル」は衰退していくのかもしれません(そして行政書士の飯の種が一つ消えていくw)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ってなことを書いていたら、政府は「IT設備などを使って室内から指紋認証などで本人確認が出来る場合はフロントをおかなくてもいい」ってな法改正を考えているようです。

中途半端な法改正は混乱を招くようなきがするんですけどね。
何が認められるかどうかでまた利権の温床のような気が、といったら怒られるだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おまけ。
ア○ホテルとかの一部で「レストランがない」ところあるやん、あれは違法(条例違反)なの?っていう話を書いて有ることがありますが、あれは「抜け穴」てきな許可運用なのです。
最近のビジネスホテルの一部では、レストランを作るとコストが高くなることを嫌って、レストランを省くことがあります。でも単にそれだと旅館業法の営業許可がおりません。

そこでフロントなどで食事を提供(有償無償は問わない)することでレストランの代わりにしてもいいよってのが最近の許可の運用のようです。フロントで食事を提供して、ロビーとか客室で食べることが出来る、それならOKよと。

一部のホテルでレストランが無いのに営業許可がおりてるのはそんな仕組みなんです。

ちょっとずるいかもしれないけど、そういう抜け道を模索していくのもある意味では行政書士の「腕」かもね。。。


0 件のコメント: