2016年11月25日金曜日

遅咲きの天才、チェ・ヒョンウ、FA移籍で韓国史上初の「100億ウオン」(約10億円)契約

韓国の今季二冠王、チェ・ヒョンウがサムソンからキアにFA移籍。

キアは4年契約で100億ウォン、一年当たり日本円で約2億5000万円の大型契約を提示し、チェ選手はこれにサインした。

複数年契約ながら、「100億ウォン」の契約が成立したのは韓国では史上初。
人気上昇とFAでの争奪戦から韓国野球選手、とくにトップクラスの選手の年俸高騰が続く中で象徴的な動きになりました。

とくに長打力のある選手は日本でも成功を収めていることもあり引き止めも含めてまだバブルは続くんでしょうね。
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チェ選手はすこし変わった遅咲きの選手としても知られます。

高校卒業時にサムソンライオンズにドラフト6位で指名されます。このときは「捕手」だったんです。
しかし長い二軍生活でも結果を残せず。
わずか4年で「クビ」になります。

クビになったチェ選手はすぐに兵役へ。

韓国では一部のトップ選手は兵役中に野球チームに所属することが出来ます。
それが警察庁野球団。このチームはプロの二軍に混じって試合を行っており、チェ選手はここで外野手として頭角を表すのです。外野守備はおぼつかないと言う評価ながら、捕手を辞めたことで打撃の負担が軽くなると持ち前の長打力が花開きます。

この活躍に目を付けた古巣のサムソンはチェ選手が兵役を終えると外野手として再契約。
24歳になっていたチェ選手はこの年に「新人王」を獲得。韓国の規定ではプロ入り後5年までの選手に新人王資格があるのですが、チェ選手の場合は「兵役期間中」の2年がカウントされず5年目の選手として扱われたというわけです。

本塁打王、首位打者各1回。打点王一回。課題とされた守備も良くなり、ゴールデングラブ3回を数えます。
特に今年は打点、打率の二冠を達成し、二塁打の韓国記録を更新するなど手がつけられない一年でした。こういう背景でキアがFA大型補強として複数年契約を結んだというわけです。
キアは万年下位に沈んできましたが若手中心のチームとして生まれ変わりつつあり、その中心に経験豊富なチェ選手を据えようというわけ。昔中日が落合を獲得したのを思い出します。(こっちはトレードではなくFAですけどね)
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年俸高騰の韓国では、日本でも活躍したイデホが韓国球界に復帰する場合は同じく4年100億ウォンが契約水準とも言われており、今後もこういう「大型契約」が続く可能性があります。

日本のトップ選手が韓国に渡る日も案外、そう遠くないかもしれません。

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