2016年11月2日水曜日

「空飛ぶ騎手」ライアン・ムーア。ほとんどゴルゴ13。

秋の天皇賞はモーリスが快勝しました。
そして陣営が必勝のために依頼したのがイギリスを拠点として活躍するライアン・ムーアです。
2012年から短期免許でかなりの数を騎乗するようになったので日本での知名度も上がってきてますね。ジェンテルドンナがドバイシーマクラシックを勝ったときも鞍上はライアン・ムーアでした。

33歳、油の乗り切った彼は、父が調教師、弟は障害競走の騎手という競馬一家の生まれ。

2015年からは世界一の調教師の一人である「エイダン・オブライエン」調教師(ガリレオとかロックオブジブラルタルとか世界的名馬の管理多数。書ききれない)の専属騎手を努めます。(専属と言っても、オブライエン厩舎の依頼がないときは、別の厩舎の馬に乗ることが可能。エイダン・オブライエン厩舎は息子のジョセフオブライエン騎手が主戦を勤めてきたが減量苦のため22歳の若さで引退を余儀なくされた)

ムーアジョッキーは馬上での動きが素晴らしく「馬に負担をかけない」。馬場の状態のいいところを見極めてそこを走る能力が高い。そして常に馬を馬群の中に入れて無駄にコースロスをしない。
もちろん、そうなると馬に囲まれて自分の馬が消耗する可能性があるのですが馬を落ち着かせて走らせる能力が高い。馬群に入れば包まれてぬけだせない可能性も高くなるが、その馬群をギエイギリのところですり抜ける馬の操縦技術もすごい。だから自分の馬を好位置につけると、うまは必ず最後にラストスパートをかけて好勝負できる、と。


ウソかマコトか「ライアン・ムーアと下手くそな騎手だと10馬身違う」とまで言われます

2014年、世界を股にかけて国際G1を15勝wするなど大レースをアホみたいに勝ちまくります。
オブライエン厩舎と専属契約した2015年はロイヤル・アスコット開催で前人未到の9勝。その後騎乗馬が暴れて重傷を追うも鉄人よろしくすぐに復帰するとブリーダーズカップ・ターフをファウンドで勝利。
今年はそのファウンドで凱旋門賞も勝ちました。ムーア騎手は天皇賞までで「G1」を今年21勝。
まさに「必勝請負人」なのです。(一生でG1を20も勝てる騎手のほうが圧倒的に少数派なわけですがw)

天皇賞を勝ったムーアのインタビューを見たでしょうか?1分もしないうちに走って「逃走」
前代未聞のインタビューとなりました。大レースを会心の騎乗で勝利したのに心ここにあらず。

なぜ???

ムーアはすぐに空港に向かわなければいけなかったのです。
このあと火曜日には南半球オーストラリアでメルボルンカップG1・3200m芝のレースに出なければいけなかったから。このレースにはオブライエン厩舎から去年のセントレジャーの二着馬ボンダイビーチが出走。ムーアはオーストラリアまで飛んで主戦騎手としてのお仕事になったというわけです。(結果は残念ながらいいところなく24頭立ての13着)
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こうなるとほとんどゴルゴ13ですねw彼なら間違いない、そんな感じ。

たった一レース、彼やマネージャーのためにファーストクラス、ビジネスクラスを用意してでも勝ちたい。ビッグレースを勝つために。

日曜日日本でレース。火曜日にオーストラリアでレース。これで驚いちゃあいけません。
土曜日と日曜日はアメリカ(今年はカルフォルニアのサンタアニタ競馬場)でブリーダーズカップが行われます。(アメリカのブリーダーズカップは二日間でG1レースが合わせて13レース行われるアメリカの最大級のレース・イベントです。中でもブリーダーズカップ・クラシックはアメリカのダート最強馬決定戦的なレース。)どのレースもムーアは引っ張りだこになります。
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これが終わると欧米的にはオフシーズン。でも日本ではマイルチャンピオンシップやジャパンカップなどが控えます。12月頭には香港で香港国際競走が行われここでもG1レースが4レース。

天皇賞を勝ったモーリスがこの内の香港カップ2000mか香港マイル1600mに出走予定ですがどっちにでるか決まりません。
なんでも「ムーア騎手の都合がまだ決まらないから」

ムーアが空いてるなら。あいてる方のレースで騎乗して貰おうと。
騎手の都合で馬のレースが変わる。

世界中探してもそんな騎手はそうそうはいないでしょうね。
当分馬券はムーアに逆らうな。
そんな状態が続きます。

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