2016年9月9日金曜日

そんなのは邪道だ、で進歩を止めてきたのか・・

iPhone7「画期的ではない」と言われますがマニアから見ると色々画期的な物もあります。


新天地はカメラマニアですが、7Plusのデュアルレンズには興味深々です。
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カメラ(レンズ)にはイメージサークルというものがあります

 
中判カメラや大判カメラという馬鹿でかいカメラならこのイメージサークルを大きくすることになります。写真フィルムを思い浮かべれば分かります。フィルムが大きいとそれだけ緻密な写真を撮りやすくなります。一方、小型カメラ、ましてや携帯のカメラならイメージサークルは極小になります。
 
光学的な説明はややこしくなるのですが、イメージサークルが大きいと「被写界深度」が小さくなりボケやすくなります。
 
 


背景をこのようにぼかすには「イメージサークルが大きくて」「焦点距離が長くて」「F値が大きい」
レンズを使用するのがいいですね。更に被写体と撮影カメラが近いほど被写界深度は浅くなりぼかしやすくなります。

こういうポートレートを撮るときは、フルサイズの一眼レフで80mmくらいの「中望遠」と呼ばれるレンズから300mF2.8、いわゆる「サンニッパ」と呼ばれる高級レンズ(定価で最低30万円以上します)を使うことになるわけです。
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これはあくまで「光学的」な常識でした。時代はフィルムからC-MOSの時代に。
映像はなにも「レンズ」だけに依存せずに変化が付けられるようになったのです。

わかりやすく言えば、レンズが集めてきた光をフィルムに焼き付けてきた従来と違って、集めてきた光を一旦信号として受け取ったあと、それを加工してプリントアウトすることが可能になったのです。
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iPhoneに付いているようなレンズはイメージサークルが小さく、焦点距離も極めて短いレンズです。ポートレートのように背景をぼかして写真を取るには不向きなレンズです。

しかし。
iPhon7Plusはデュアルレンズの搭載と、自らの高度な演算処理能力を使って従来とは全く別の回答を示してきました。2つのレンズがとらえた被写体のそれぞれの部分の距離情報から被写体を「電気信号をいじってぼかす」という技を搭載してきたのです。

目(レンズ)通りの写りをするのではなく、分析した信号を使って「絵をクリエイトする」とでもいいましょうか。

大きくて重くて高価なレンズを使わなくてもそれと同様のことを(制限付きですが)可能にしてきました。本来、これって日本のカメラメーカー三社、特にソニーがやるべき仕事だと思うんですが。。。
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先行者やマニアは「それって邪道だろ」と言いがちです。

しかしそんなことを言っている合間にアップルに先を越されてしまいました
カメラメーカーは本当にそろそろ考えこむ時期に来てるんですね(もう遅いのかもしれませんが)

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