2016年7月29日金曜日

フランケル産駒、日本でどれだけ活躍できるか???

史上最強馬は何?と聞かれることも多いと思います。

ことマイル(1600m)に関して言えば「フランケル」が史上最強かなあ、と僕は思います。

実に14戦14勝、G1を10勝(もはや笑うしかない)。14戦でつけた着差が合計76馬身w。しかも相手は並み居る強豪なんです。

フランケルの父はあのガリレオ。サドラーズウエルズと凱旋門賞を制した名牝アーバンシーの子供です。こんなスタミナあふれる血統から歴史的マイラーが出てくるんだから血統はよくわからないですね。何はともあれ初年度の種付け料が2000万円と破格の種付け料でスタートしました。

いくら良血で破格の競走成績とはいえ全く先がわからない初年度としてはもうわけわからない高額の種付け料でした。
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例えば偉大な種牡馬サンデーサイレンスも最初は人気がなかったことで知られます。サンデーサイレンスは鳴り物いりで種牡馬になったもののアメリカでは需要がなく、日本に買われてきた面もあります。そして初年度産駒が生まれると、「あんまり良さそうじゃないなあ」ということで種付け料は下ってしまったんです。サイレンススズカは、当初母馬に「バイアモン」を2回種付けしたものの受胎せず。バイアモンの都合がつかず、生産者はトニービンの種付けを希望したが(この年、トニービン産駒が大活躍中だった)トニービンがすでに予約いっぱい。で、まだ人気がそれほどなく「暇だった」サンデーサイレンスを種付けした、という逸話があるくらいです。初年度産駒を見てさえ、その種馬の評価が正確ではないんですな。

この「あんまり良くないねー」と言われたサンデーサイレンス初年度産駒が日本の競馬の歴史を根底から変えるにはさらに一年の時を必要としたのでした。
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フランケル産駒、生まれてすぐのせり市では人気が沸騰します。3億円近い落札馬など、かなりの
高値で売買されたのでした

そんなフランケルの初年度産駒ですが、時間の経過とともに「失望」の声が広がります。

よく言われるように「活躍する」種馬は総じて自分によく似た子供を多数出す傾向があります。「遺伝力が強い」とか言われますが自分の長所を子供によく伝える種馬ほど成功しやすい、というわけです。

ところがフランケルの場合、子供の傾向がてんでバラバラ。さらには「仕上がり(レースに使えるようになるまでに)に時間がかかりそう」というあんまり良くないネガティブな反響も。。。。

こういう評判が影響してか、「種付け料2000万円」のフランケル産駒がせり市で1000万円くらいで落札されてしまうなんていう逆転現象も。これでは生産者大赤字です。
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種付け料2000万円の子供たちです。走ってくれなきゃ困ります。それがこの散々な言われよう。
初年度産駒は今年デビューを迎えたのです。

果たしてフランケルは大丈夫なのか???

結果は「大丈夫」スタート。5月に5頭がデビューすると4頭が初戦を快勝するというなかなかのスタートとなりました。この結果を受けて産駒の一部が1億円で取引されるなど人気も大きく持ち直しています。
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さて、フランケルの
初年度の種付け頭数は130頭と制限されました。ディープインパクトのように日本では種付け頭数が200を超えることもありますが、フランケルは130の枠を設定しています。血統としての「希少性」をある程度守ろうという考え方、種牡馬の負担を制限しようという考え方かもですね。

その130頭のうち約10頭が日本でデビューする予定。高額種付け馬だけに母馬もG1勝ち馬、歴史的名牝クラスが並んでいます。

今週デビューするソウルスターリングもそんな一頭でしょう。
母馬は「フランスのオークス」ディアヌ賞などG1を6勝。父母合わせてG1、20勝wという血統馬です。母はフランケルを受胎したまま日本に輸入されたあとソウルスターリングを日本で産みました。いわゆる「持ち込み馬」ということになります。
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ソウルスターリングの調教を見ましたがさすがというべき大きなフォームでした。
もちろん初戦から一番人気になるでしょう。

一方。「サドラーズウエルズの血統は日本では成功しない」というジンクスもあります。
力のいる馬場の欧州で成功したサドラーズウエルズ系は日本では成功例が少ないんです。
この点、同じノーザンダンサー系のカーリアンなんかの系統は日本でも大活躍してますから「素軽いスピード」が不足してるのかもですね

(日本でサドラーズ系の活躍馬といえばテイエムオペラオー、メイショウサムソンくらいでしょうか)

このジンクスを破って日本でも「フランケル旋風」がおこるかどうか。フランケルの産駒には注目が集まります。

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