2016年6月9日木曜日

クムホタイヤ、横浜タイヤが買収へ???造船不況がタイヤメーカーの買収に影響。

韓国にはクムホタイヤというタイヤメーカーがあります。

日本ではあまり知られていませんが世界第十位規模のタイヤメーカー。
日本ではオートバックスがプライベートブランドの供給元としています。地方のショップだと直輸入で販売されていることも多いそうですね。格安ブランドのイメージが強いですが、技術力のアップが続いており、世界のメーカーでも純正使用しているところも増えています。

特に、中国での生産販売に強く、新しいタイヤ工場の認可が難しくなってきた中国市場で存在感を発揮しています。中国に4つの大きな工場を持ち、最盛期には中国でのシェアが25%に達したそうです。
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さてクムホタイヤはクムホグループ(財閥)に属する会社(でした)。クムホ財閥というと日本では馴染みが薄いですが「アシアナ航空の所属する財閥」といえばイメージも湧くでしょう。
(アシアナ航空は80機ほどの運用機を持つ大きな会社。傘下のエアプサンを含めれば100機近い飛行機を運用しています。スターアライアンス所属でANAとの共同運行便もありますね)

クムホアシアナグループと呼ばれることもあります。
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(でした)と書いたのは2009年の年末にクムホグループが大規模な私的整理を行い、経営権が銀行団に渡ったから。というのもクムホグループは2006年に大宇建設を買収したのですがその資金繰りに行き詰まリます。これを返せなくなったクムホグループは債権を株式化するなどして私的整理を行ったのです。クムホタイヤは韓国の事業再生法の適用を受けて産業銀行(準国営)やウリ銀行を中心とする債権団に42%の株を握られてしまったのです。

さてその債権団ですが、若干おしりに火がついています。というのも韓国の銀行は造船会社に結構貸し込んでいたのですが、その造船会社がやばいことに。
この辺で現金を回収したいところなのです。

7月にも売却の公告を出すことに。売却総額は1000億円程度になる見込み。なおこの売却については、クムホの総裁、朴三求会長に優先交渉権が与えられています。しかし、交渉権そのものを譲渡することはできない契約だそうです。
つまり、朴会長が優先的に買収するためには、自力でお金を用意する必要があります。
しかし昨年、同じくグループ企業だったクムホ企業を買収するのに350億円ほど使っています。現実的には自力で買収するのが難しいでしょう。
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そこで囁かれているのがヨコハマタイヤの存在です。横浜とクムホは提携を結ぶなどもともと親密な関係にあります。ヨコハマタイヤが一度クムホを買収した後、中国などの海外工場を分離して韓国国内事業を朴会長側に譲るのでは?というみたて。

これならクムホは中核事業であったクムホタイヤを取り戻せるし、横浜も中国にとても大きな拠点をモテると。

少し注目しておきましょうか。



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