2016年6月16日木曜日

「ロッテ」「不正資金」捜査続く。裏金作りと個人的に違法に蓄財か?(断定は避けておきます)

韓国ロッテに韓国の検察庁が「全力」で捜査を続けています。6月10日に電撃的に捜査を始めてから連日ロッテグループの中枢部に家宅捜索が続きます。
イメージとしては東京地検特捜部が全国の検察から応援をかき集めて一部上場のトップ企業に捜査に入った、そんな感じでしょうか。韓国マスコミは「一企業に対する韓国検察の捜査としては過去例を見ない」と報道しています。大物政治家(大統領クラス)がからんだ疑獄事件並みの捜査体制というわけです。
捜索にあたっては、企業の不正に対応する部署に加えて、サイバー犯罪担当の検事まで動員。
捜査員まで含めると200人以上が捜索に駆り出される異例の自体になっています。
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前提として、ロッテといえば日本ではお菓子のメーカーですが、韓国ではとにかく手広く事業を行う大財閥。日本ではない手広さの総合企業体ということ。株の持ち合いが複雑に絡み合う構造は公にはわかりにくい物。ロッテ側もこの批判に答えて株式の持ち合いを整理し、持ち合いの頂点としてのホテルロッテを上場させて経営を外に見えるようにするという改革を打ち出しているところでした。スケジュール通りに行けば増資をすました上で6月29日にホテルロッテが韓国市場に上場と言うスケジュールでした。
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ところで。ロッテは骨肉の兄弟げんかの真っ最中です。
もともとは長男が日本ロッテを。次男が韓国ロッテ(こっちのほうが事業規模は遥かに大きい)を継ぐと言われていました。ところが長男側は韓国ロッテ関連の株を買い増しするなど不穏な動きを見せます。このままでは韓国ロッテも長男の影響を受けると考えた次男は、父親と(おそらく母親も巻き込み)、一緒になって長男を日本ロッテから追い出すことにします。

日本のロッテの重役と従業員持株会を味方につけた次男サイドが勝利。長男は追い出されました。

しかし長男も巻き返しに出ます。中国事業であまり成功していないこと、それを実は父親である全会長に報告していなかったと主張。「損を隠している」というわけです。
これを聞いた創業者である前会長は「自分が間違っていた、やっぱり後継者は長男」みたいなことを言い出します。が、時すでに遅し。次男は親である前会長も経営体制から追放。
盤石の体制をとろうというところでした。
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ここまではまあよくある兄弟げんか。なんとか家具みたいに父親を追い出すケースは世界的どこでもあります。
しかしここで長男側もあらゆる手段を動員することに???。敵の敵は味方。どうやら、長男側から検察に内部情報が流されたのでは???そんな見方が強いのです
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もともと、捜査の端緒になったのはネイチャーリパブリックという化粧品販売会社なんです。
ここがロッテ免税店に出店するために重光兄弟の姉に巨額の裏金を渡していたこと。
これについて捜査を広げるということでろって全体が捜査対象になったと。

そして出るわ出るは不正資金疑惑のオンパレード。
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韓国検察の狙いはなんなのか?

韓国検察は「政治家主導」を否定します(もっとわかりやすく言うと大統領が命令してるんじゃないの?と言う話です)。

しかしそもそも本来は総選挙直後に捜査するつもりだったが選挙敗北をごまかすための政局捜査という批判を避けるために遅らせたんだと。

さらにさらにしかしながら、捜査の焦点の一つに「ロッテタワーの建設許可」に関する疑惑が浮上してきました。これはもともと超高層のロッテタワーをソウルに立てるためには「国防(防空)上問題がある」(対空砲の死角が増えること、近くの空軍基地からの戦闘機の飛行のじゃまになること)としてもともと否定的だった韓国政府が、前の李明博政権では「経済的利益がまさる」ということで建設オッケーになった過程でのロッテから李明博サイドへの「金の流れ」に問題があるんじゃないかと。

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李明博大統領は現在の与党の元大統領ですが、今のパククネ大統領とは犬猿の仲。
与党内で朴大統領と非朴派の争いが続く中で、身内とはいえ「敵である」非パク派閥に打撃をあたえるための捜査なのでは?
そんな見方も広がっています。

なんにせよロッテは上場を無期延期。大型買収提案も引っ込めるなど当面混乱が続きます

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