2016年6月15日水曜日

今日、いよいよエイシンヒカリがプリンス・オブ・ウェールズステークスに登場

今日の日本時間深夜、エイシンヒカリがイギリスのアスコット競馬場でプリンス・オブ・ウェールズG1,芝2000mに出走します。

プリンス・オブ・ウェールズステークスは、G1に昇格したのが2000年と「歴史」的にはキングジョージなどのレースに比べるとやや格が落ちます。

しかしながら、競馬のスピード化にともなって、2400mの勝馬よりも2000mくらいの中距離のレースの勝ち馬のほうが種馬として重視されるような流れが近年あり、「種馬(あるいは繁殖牝馬)を選定する」という大レースの意義から言っても非常に重要視されるようになってきた大レースの一つです。種馬の価値としては「キングジョージを勝つよりもプリンス・オブ・ウェールズステークスを勝つほうが価値が上がる」それくらいに注目をあびるレースといえるかもです。
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エイシンヒカリ、競馬ファン以外では馴染みが薄いかもしれません。日本では天皇賞に出走したものの負けてしまい、知名度もまだまだ少ない。

しかし、世界的な評価は全く違います。2000mクラスの馬では世界で現役最強という評価。

というのも、前前走の香港カップ(昨年末)でG1勝利、前走のフランスのイスパーン賞でも勝利。香港では去年のプリンス・オブ・ウェールズステークス勝者のフリーイーグルなどを一蹴。イスパーン賞では、地元フランスのダービー馬などを10馬身ちぎり捨てる衝撃の勝ち方を見せました。

このイスパーン賞の圧勝によって、国際競馬統括機関連盟が制定するワールドベストレースホースランキングで129ポンドを獲得。(ポンドは重さの単位。簡単に言うと仮想のハンデ戦をするならこの馬にはこれくらいのハンデが妥当という「馬の強さ」をハンデキャッパーが評価した馬の強さを表すもの)

これは今年の5月の段階で世界の現役競走馬で「1位」。ドバイで勝った(日本のドゥラメンテなどに完勝)、さらにコロネーションカップでブリーダーズカップターフの勝ち馬ファウンドなどを全く相手にしなかったポストポンドよりも上という評価。

まあ実際、ポストポンドは世界一つよい気がするけどね。。

日本の馬でこのフリーハンデで一位になったのは過去にはジャスタウェイの一回だけ。ディープインパクトやオルフェーブルなどでもできなかった「偉業」になります。
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アスコット競馬場では10日、記録的な雨が降ってしまいまいました。馬場の悪化を嫌った馬たちが出走を回避したこともありわずか6頭立ての寂しいレースです。
もちろん、前走道悪の馬場を圧勝したエイシンヒカリの存在も大きいでしょう。
現在、各ブックメーカーはエイシンヒカリを軒並み圧倒的な1番人気(二倍割れ)にしているようです。


ライバルの筆頭は牝馬ファウンド(父ガリレオ)でしょうか。なんといっても昨年のブリーダーズカップターフ(芝2400mG1)の勝ち馬。このレースには英ダービーと凱旋門を勝った昨年の最強馬ゴールデンホーン、アメリカのトップ芝ホースのビッグブルーキトゥンも出ていましたが二頭を競り落としての優勝。ゴールデンホーンは2連覇のトレヴを破った凱旋門賞勝ち馬ですからね。
三歳の牝馬がブリーダーズカップターフを制するのは史上初めて。牝馬の優勝も24年ぶりという快挙でした。前走はコロネーションカップでポストポンドに完敗したものの戦績はナンバーワンとも言えるでしょう。

次が昨年の二着馬、ザグレイギャッツビーかな。二着に敗れたとはいえ大接戦の惜敗、勝ったフリーイーグルは「未完の大物」「幻のダービー馬(ケガなどでクラシックに出れなかった)」と呼ばれた強い馬だったわけで、その一世一代のレースで接戦をした能力は軽視できないでしょう。たぶんこの三頭による戦いになると思われます。

少頭数とはいえ、決して簡単に勝てる相手では無いといえます。此処をかてば本当に世界トップレベルであることを実証できるでしょう。
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ただファウンドは今年二戦して二着二回。昨年のブリーダーズカップのピーク時の強さには無いかなあ。前走もポストポンドが強すぎたと言ってはそれまでですが、なすすべなく4馬身半差はなされました。

逆にザ・グレイギャッツビーは今年初戦。去年は善戦続きでしたがその疲れがようやく抜けて復帰したばかりでいきなり100%のちからは出せないかもです
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エイシンヒカリが負けるなら「2000m持たなかった」か「コースが合わなかった」そういう要因のほうが大きいかもしれませんね。

此処を勝てば「凱旋門賞に追加登録(1000万円くらいかかる)して出走」という夢も出てきます。
外国では一般的ではない「勝つために逃げる」うまが武豊の騎乗で世界で勝ちまくる。

こんな痛快な出来事が他にあるでしょうか?くどいけど今夜出走。
武豊がエリザベス女王からカップをいただけますように。

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