2016年6月14日火曜日

ロイヤルアスコットに日の丸は翻るか?

いよいよ「ロイヤルアスコット」の季節です。

なんだそれ???
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俗に競馬は貴族のスポーツ、という言い方をします。もともと、競馬というのは戦争に使う馬、それを色んな貴族たちが競わせてより強い馬を作りそして名誉を求めたことから始まります。

馬券を売るのではなく、みんなが参加料を持ち寄って、勝った馬の馬主がそのお金を総取りするというのが昔の競馬だったのです。(一部の格式あるレースがとても高額な出走料や登録料を取るのもここから来ています)
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イギリスでは王室が競馬場(アスコット競馬場)を所有しています。そして自らも競走馬を所有し、年に1回王室が主催者となって競馬を開催します。

それが「ロイヤルアスコット」(じつは和製英語?。現地の「レーシングポスト」とかのマスコミはロイヤルミーティングと表記してますね)

アスコット競馬場は1711年に当時のアン王女によって開設された広大な敷地を持つ由緒正し競馬場。映画にも登場することが多く、マイ・フェア・レディ(ただしセット)で主人公が競馬を見たり、007でジェームス・ボンドが正装でアクションをこなす(ロイヤルアスコット開催ではドレスコードがあるため)など一番映画に出た競馬場かも。。


その特徴は「お結び型」のトラック、及び長大な直線コース。口で言ってもわかりにくい。
絵で見るとですね。


日本やアメリカの商業施設として作られた近代的な競馬場は普通陸上のトラックみたいになっていますが、自然の地形を活かして作られたアスコット競馬場は独特の形をしているわけです。

トラックコースは「3コーナー」しかありません。おむすびの形になっているため「コーナーがキツイ」
そして長く作られた直線は1600m(一マイル)の長さを誇り(これは多分世界最長)直線だけで
1600mのマイル競馬を行うことが出いるのです。ちなみに直線が一番長い日本の競馬場の
新潟が1000mですからその長さが想像できようかというもの。

なお昔は本当に地形に合わせて作られた競馬場だったため結構な高低差があったそうですが2005年の歴史的大改修の際に現代の競馬シーンに合わせた「高速化」のため、高低差は以前より少なくなっています。
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さてそんなアスコットで王室主催で開かれるのが今週の「ロイヤルアスコット」。
エリザベス女王は居城のウインザー城からアスコットまで馬車に乗って毎日皆勤します。

そして優勝者には女王自らカップを渡すのです。

5日間にわたって開催されるこの競馬、競馬場の指定された場所では厳格な「ドレスコード」があり王室や貴族、セレブな皆様が集まります。
帽子は必須。こんな格好の人がたくさんだそうです


(もちろん一般の人の入れる場所もあるんで観光客も楽しめます。ただしこの場所でも場所なりのドレスコードあります)

今年は18レース行われますが、すべて「重賞」というのがこの開催の特徴(うち最高格である国際G1が8レース)。選ばれた馬、選ばれた馬主だけが集うことができます。日本で言えば、天皇賞の春秋、マイルチャンピオンシップとかジャパンカップとかスプリンターズステークスとかいろんなレースを5日間でやってしまおうというイメージ(王室開催で)。規模の大きさが分かるでしょうか??

中でも2日目のメインレース、プリンス・オブ・ウェールズステークス2000mG1はこの開催で最高額の賞金を備えています。以前は2400のレースを勝つ馬が血統的価値が高いとされて来たのですが(だからダービーや凱旋門賞は2400mで行われる。スタミナスピード両方を兼ね備えていないと勝てないと)最近の競馬のスピード化などが背景にあり、2000mのレースの勝ち馬などのほうが種馬や母馬として成功しだしている傾向を反映しているといえるかもですね。

前も書きましたが、近年のプリンスオブW勝ち馬ではドバイミレニアムやファンタスティックライト、デュークオブマーマレード、ソーユーシンク、ウィジャボード(第19第ダービー卿の持ち馬。産駒のオーストラリアは英ダービー勝ち馬)などそうそうたる名前が名を連ねます。ここで勝つことでその子供のお値段(あるいは種付け料)も一気に上るのです。
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15日に行われるプリンス・オブ・ウェールズステークスにはエイシンヒカリが武豊を鞍上に「グリグリの一番人気」で挑みます。もちろんそんなことは史上初めて。

前走の勝ち方が衝撃的だったこと、および去年のこのレースの勝ち馬「フリーイーグル」を香港の競馬場でエイシンヒカリが破ったことも高評価の要因。日本でG1勝ちのないエイシンヒカリは日本ではまだまだ知名度低いしマスコミの扱いも小さいですが、逆に世界では日本の競馬史上最高クラスの高い評価を受けていると言えそうです。フリーハンデの扱いとかブックメーカーの扱いディープインパクト以上と言っていいでしょう。G1を10馬身ちぎって勝つというのはそういうことなのです。

武豊がみたび世界の競馬ファンを驚かせることができるか?せかいに「日本の競馬はこんだけ凄いんだぞ!とみせつけることができるか。

とっても楽しみですね。

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