2016年6月10日金曜日

マカヒキ、凱旋門賞挑戦へ

今年の日本ダービー勝ち馬、マカヒキが凱旋門賞へ出走決定。大きな、大きな一歩を踏み出した。

凱旋門賞は何度も書いたが世界屈指のレース。勝ち馬には「歴史的名馬」が名前を連ねる。しかし、ヨーロッパ以外の馬が勝ったことは無い。

スピードシンボリ(シンボリルドルフの母の父としても知られる)が凱旋門賞に出走するも惨敗(当時11着以下は記録なし)、それが1969年以来何度も日本のトップホースが挑んできたが二着が最高でどうしても勝つことはできなかった。

なかでもエルコンドルパサーが「勝った」と思わせるレースを見せたが、モンジューの鬼脚に屈して惜敗2着。ディープインパクトは一番人気に押されたが3着入線(後薬物検出で失格)。人気薄のナカヤマフェスタが大混戦に乗じて上位進出するも最後方から追い込んできたワークフォースの鬼脚に屈して鼻差の二着。さらにオルフェーブルが二年連続で挑戦するも歴史的名牝トレヴの連覇の前に敗れた。
(トレヴはエルコンドルパサーを破ったモンジューの孫に当たる)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
正直、ディープインパクトはサンデーサイレンスの最高傑作でした。そのディープインパクトで敗れたのだから、もう何十年も凱旋門賞を勝つような日本馬は出てこないと思いました。
しかしサンデーサイレンス、あるいは吉田善哉が「俺が死んでもサンデーサイレンス後は後何十年も走る」(サンデーサイレンスの10数億円の輸入は大失敗に終わるだろうという声に対する反論)という意地は、孫世代にも受け継がれていました。

ステイゴールドやディープインパクトという後継種牡馬がさらに強い馬をだしてきたのですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一番人気で敗れたディープインパクトはマカヒキの父に当たります。そして馬主もマカヒキと同じ金子真人さん(図研の中の人)になります。

当時ディープインパクトは、フランスでの前哨戦を使わずぶっつけ本番で凱旋門賞に出走し破れました。もしもきちんと前哨戦を使っていれば「勝てた」というタラレバの声は今でもあります。
そういう「支援体制」が組めなかったことを金子オーナーも敗因として考えてきました。

マカヒキもそういう体制ができないなら行ってもしょうがないと発言していたようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それでも金子オーナーと調教師は「リベンジ」に出ることにしました。
現地に滞在し、凱旋門賞と同じコース、同じ距離で行われる前哨戦「ニエル賞」に出走。
後に本番凱旋門賞に出走するローテーション。ディープとおんなじ失敗はしないというわけ。

更に今年は芝の深いロンシャン競馬場が大規模改修工事のためシャンティー競馬場で凱旋門賞もニエル賞も行われます。シャンティーは日本の競馬場よりは芝が長く思い競馬場だけど、ロンシャンよりは日本に近いと言われ、先日もエイシンヒカリが圧勝するなど日本の馬が「走れない」コースではありません。かなりチャンスは大きいと言えるのではないでしょうか???
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この他にも今年はサトノダイヤモンドなど「有力馬になりうる」日本馬が複数います。
一時登録をしていないエイシンヒカリですが、オーナーの意向次第では高額の追加登録料を払って出走してくるかもしれません(それくらい、前走の圧勝は衝撃的でした)次のプリンスオブウェールズステークスG1を勝つようなら、オーナーも凱旋門賞をねらってくるかもしれません。ドゥラメンテも体調さえ良ければ有力馬の一頭でしょう。(前走は落鉄での負け)

約半世紀に渡る日本の競馬の夢の扉がいま開こうとしています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エイシンヒカリが圧勝した先月、一部のブックメーカーはエイシンヒカリを一時的に一番人気にしたようですね。もっともこれからレースがおこなわれるたびに人気はコロコロ変わるでしょう。

おそらく日本の馬の前に立ちふさがるのはポストポンド。ドバイでドゥラメンテに完勝した実力はやはり本物で(ただしドゥラメンテは落鉄(蹄鉄が取れる)のトラブルあり)6月4日に出走したイギリスのコロネーションカップG1での勝ちっぷりでそれを証明しました。

先行して先頭に立つと後は後続の馬を突き放すだけ、というレースはまさに衝撃の一言。
凱旋門賞ではなく、キングジョージを目指すという話も出ているので「出てくんな」と思わないでもありませんw。何はともあれ10月の第一週の日曜日。今年はシャンティーで凱旋門賞が開催されます。

0 件のコメント: