2016年3月11日金曜日

例えば、脈診研究所

日本のメーカーが革新性を失って久しい。革新性ってなんだ?って聞かれると難しいが変な話、得体のしれないものに大真面目に立ち向かうってことじゃあないかと思う。

むかーし、証券会社にいた時に、色んな会社の色んな変な部門をしらべたことがある 。

バブルの残り香ある90年代後半でも「香ばしい」研究部門は色々あった。流石に2000年代に入って消えていったようだが。

某S社の「脈診研究所」ってな部門も最たるもんかもしれんね。
経営上層部の井深さん自ら「若干怪しい」(だって脈だよ脈w)ラボを立ち上げたんだもの。
でもこういうところは、怪しい研究をするためにw怪しい研究以外にもちゃんと成果を上げないと立ち行かなることを知ってたんだね。ここは社員の健康管理をする、という名目で今で言ういろんなデータを集めたり、変な特許を(でも金を生む)を作ったりしたらしい。

S社の強みは「そういうふざけたこと?」をしながら成果を無理やりひねり出す理系の頭脳だったんだ。文系の管理者はそれを理解してなかった。あんなに自分たちが反対したPlayStationがもう狩りだすと「半導体とゲームと映画が儲かってるんだから、そんなわけのわからん研究所は社外に出せ」っていうはなしになった。

一見、スリム化だったんだが卵を産む鶏を追い出したっていう話だったんだね。
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こういう組織を切っていった2000年台はじめこそ、S社の衰退のきっかけだったように思う



かろうじて本社に残った人間たちがいまようやっと卵を生み出した。

医療、クルマ、その他諸々。あなりすとさんたちは、特許動向までおってるだろうか。
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おまけ某S社といえば旧本社を売って、新本社に移ったことが有名です。

で、万々歳かというとそうでもないという話をちらっと聞いたことがあります。

健康診断の結果が全体として悪化したという噂。
そう、駅のすぐ近くに移った結果、「歩かなくなった」そしておそらく昼食や夜食事情が変わった結果、メタボな方向に振れたとか。

ちょっと考えさせられるお話です。
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おまけのおまけ
脈診研究所はなんどか名前をかえ組織を変え、エムアイラボ、という会社に(MBOしたらしい)。
大元の研究所設立にあたった井深大さんのイニシャルをとったんですな。

CDの生みの親と呼ばれることもあるNさんなんかも在籍されているようです。
(今でこそ、回転体に光を当ててデータを読み取ることなんて当たり前だけど、原理を思いついて実用化するなんてのはやっぱり「天才」。そんな人が脈で健康を・・・。面白い組織でしょ。。

で偶に暇つぶしに?エレキな特許も出してたり。脈と全然関係ないやろ、っていう。

まあ株には役に立たないお話ではありました。

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