2016年2月24日水曜日

ホンダ、F1「戦犯」を更迭。新体制へ

あんまり大きなニュースになってないけど、ホンダが今年のシーズンに向けF1の関係者を大幅刷新。

前の人には悪いけど「戦犯は全員更迭」の形になった。ホンダ、勝てるかどうかは別にして「本気」です。

ホンダがダメだったのは、エンジンがうまく出来なかったこと。
ターボを小型化してパワーユニットを小型化、その分空気抵抗が少ないマシンが出来るという斬新な設計だったのですが、これが開幕までに仕上がらず。

走れないからマシンも煮詰まらず。後半戦、エンジンはある程度仕上がってきても走り込み不足も相まって結果全然早くもないし信頼性もなかった。

加えて「人」が不評だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今シーズン、テストが始まったのですが、今年はうって変わって順調に周回数を伸ばしてテストは順調。タイムもトップタイムからは離されているものの、ビリばっかりだった去年よりはだいぶまし。走らないことにはセットアップも出来ないし、問題点も出てこないですからね。

今年のパワーユニットはターボを大型化し、空気抵抗少ないメリットは捨てて(他のチームと近づいたといえるのか)信頼性とピークパワーを求めたか。

加えて、残念ながら評判の悪かったF1プロジェクト総責任者、新井さんを更迭。
公認には長谷川祐介氏が3月1日付で就任。当然ながら実務はすでに長谷川氏が担当しているようだ。
ホンダマニアなら御存知の通り、長谷川氏は第三期F1参戦時(2000-2008)にシステム開発の実務責任者も務めた人。経験者をあえて呼び戻す手堅いマネジメントと言える。長谷川さんは長らくF1の現場にいた人でもあり、他のチームとの折衝もやりやすいだろう。(人を育てる部分はあえて諦めて、引退していた老将を呼び戻したとも言えるが)

さらに注目すべきは「F1担当役員の新設」。ホンダとしては言い訳できないバックアップ体制を取ることになる。この初めてのポストには「ホンダ技術研究所」(本田技研の子会社で開発を担当する会社ね)の松本社長が直々に就任(4月1日つけ)。形としては親会社の本田技研の取締役執行役員としてF1に関わる。技術研究所全体でF1に関わっていくという形になった。社長がやれと言ったら技術研究所もフル体制でバックアップ出来るでしょうよ。

合わせてモータースポーツ部の部長に山本氏を登用というのも面白いか。(マニアックだが。昨今のホンダにしては官僚人事ではないところが面白いですね)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昨年のF1の敗因、となった「人とターボ」を大きく変えてきたホンダ。

自動車評論家の人が書いてたけど、F1のチームの人ってのは24時間働いてないとダメなんだ。優秀な人なだけでは勝てない。優秀かつキチガイじみて働かないと、寝ている間に相手チームは進化していく。そういう人たちを再度呼び戻した。

いきなり勝つのは難しいだろうけれど、去年よりは上に行くかも。
少なくとも「もっと速く」という強い意思を経営陣が示した。たとえ最初は勝てなくても「ああこの人ならしょうがないよね」という納得の人事でしょう。

ホンダの「本気」に注目したい。必ず株価にプラスになると思う。

0 件のコメント: