2015年12月8日火曜日

家と違う方向に向かったら「労災になるのか」

不謹慎かもですが面白い判例が韓国出てています。

事故の犠牲者は20台の若きエリート軍人さんでした。

業務上の会食を経てタクシーに乗ります。しかし、何故か家から3キロ以上離れたところでタクシーを降りると道路を横断中に車にはねられて死んでしまったのです。
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これが帰宅途中の事故で有ったら100%「労災です」。遺族年金が支払われ葬儀等の慰労金などが払われることになったでしょう。

しかしこの人は自宅とは全く違う場所でタクシーをおりました。もはや別の場所に行こうとしていたんではないか?帰宅途中ではなく別の場所に行こうとしていたなら労災ではない、ということで国側は遺族年金なりその他の一時金を払わなかったのです。

遺族はこれを不満として国を相手に裁判を起こしました。
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一審は家の近く以外の場所でタクシーをおりた点を重要視。「帰宅途中とは断定しにくい」として遺族側の訴えを退けます。

しかし二審は遺族側逆転勝訴。
3キロ離れた地点というのは「帰宅方向と大きく外れたとまでは言い難い」と判断。夜遅くであり、他の場所に行くという場所理由も無いと。
タクシーに帰宅場所を伝える過程で何らかの齟齬があり、家にたどり着かず。車を降りて向こうサイドを走っているタクシーに乗ろうとして道路を横断中に交通事故にあったとして労災を認めたのです。
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明らかに違う目的があって家と違う場所に向かえば労災ではないけれど、違う方向に向かっているからといって帰宅途上と言えないこともない、そういう判断で非常に面白いな、と思った新天地でありました。

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