2015年12月22日火曜日

64馬力規制に穴を開けるか?「無限」がS660の「コンプリートカー」発売へ

この前モーターショーが終わりましたが、来年1月15日からは東京オートサロンがあります。

こっちはチューンドカー的な祭典ですかね。独立系メーカーも多いし、メーカー直系のチューナーも出てきます。
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新天地が注目してるのは(欲しい!という意味と別の意味で)ホンダ系列の「無限」が出してくるS660のコンセプトモデル。


S660 MUGEN RA Prototypeというそれは、派手なエアロパーツはついていませんが、二本出しのマフラー、無限の黒のホイールが外観から見て取れます。(ハンドルも無限製っぽいですかね)。エアロパーツとかは自分で選んで好きなのつけてね、足回りとかパワープラント系は無限がやっておくから、と。コンプリートカーという位置づけなのであとからいろんなパーツを組み付けるというより、生産ラインのうちから色々(スポット溶接の打ち増しとか、接着とかも)やってくるんでしょう。
生産は八千代なのかどっかで抜き取って完成させるのか・・・。

そして。。。

あくまで噂ですが、エンジンのROMプログラムは無限オリジナル。ドコまでパワーアップする気かはわかりませんが「64馬力の軽自動車自主規制」を超えてくるとの話がまことしやかに流れています。
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もともと、S660のエンジンは「本気を出せば80馬力プラスαくらいの潜在力がある」ともいわれています。実際、高回転域まで回るけど、高回転域ではわざとトルクを落として馬力を64馬力で抑えていると。(馬力=回転数✕トルク、です)。S660が発売されるとき、64馬力を超えてくるという噂がありましたが、ホンダは涙を飲んで?64馬力で抑えた経緯があるとされます。
時期的にリコール連発していたホンダはお役所に逆らえなかったと。


穿った見方すぎるにしても、実際メーカーとしては国交省に喧嘩を売る(馬力競争をスタートさせる)一番手になるのを恐れたんでしょうな。下手につついて増税論議に巻き込まれたくない。

一方で「本当はもっと出せるのに」と考えるのも技術者というかメーカーの意地でしょう。
ホンダ本体ではなく、「無限」に代理でやらせた、とも解釈できます。ホンダの直系チューナーですからエンジンの素性は知りきっています。ドコまでムリ出来るかも知ってるでしょう。
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64馬力はあくまで「自主規制」です。

実際、ケータハム(セブン160)のように「軽自動車規格」でありながら80馬力出してる車(エンジンはスズキ製)もあります。外車だから自主規制してないんですね。(スズキの軽自動車エンジンも、物によっては80馬力以上出せるということでもあります)

(写真はケータハムのセブン160。黄色いナンバープレートが軽自動車登録であることを示しています。ケータハムの日本の会社側がスズキにエンジン供給を掛け合った所で難色を示されたものの(スズキはそれまで、一度も他社にエンジンを供給したことがなかった為)、たまたま通りかかったスズキの会長が「そんなもん売ってやれ」という鶴の一声でエンジン供給が決まったそうです。普通に使ったら64馬力のエンジンですが、ケータハムの方でROMをいじっており日本で発売されているモデルは公称80馬力。ケータハムによれば、パワーを出すだけならROMをチューンすれば120馬力くらいは出せるとも。もちろん耐久性とかその他諸々の問題が出てくるけれども)
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無限のS660コンプリートカー、これをきっかけに軽のパワー戦争が起きる???かも知れません・・・。(もちろん「他社」がどんどん追随してくる可能性は低いですが、ケータハム以上に議論のきっかけにはなるでしょう)。

ソモソモ軽自動車枠を拡大して、もう少しパワーを出せる車を認めたら、そのまま発展途上国などでも売れる車になるのでは?という話はあるわけです。省エネカーだし。ダウンサイジングターボという世界の潮流にも、逆方向からのアプローチですが合致します。

「ガラ軽」脱却なるのかどうか。

ホンダの「観測気球」の影響はこれいかに。

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