2015年11月5日木曜日

ヒュンダイの「ジェネシス」戦略

ヒュンダイの高級ブランドジェネシス。レクサスやベンツなどに対抗するブランドを目指します。

「ジェネシス」はもともとヒュンダイの最高級4ドアセダンの名前でした。日本で言えばレクサスのLS、日産のシーマ、ホンダのレジェンドに相当するような車。
現行ジェネシスは去年デビュー。二代目に当たります。全長約5m,全幅1.9mホイールベース3mの堂々たる体躯はアルミこそ使わないものの抗張力鋼板(現代製鉄自慢の「自家製」)を多用して軽量に仕上がっています。衝突安全性も当然バッチリ。
3.8リッターから5リッターのNAエンジンを揃えるところはいかにもアメリカ向け。ハイブリッドやダウンサイジングターボが用意されないのはやや時代遅れかも。ただし8速AT,マルチリンクサスペンションと高級車に要求される最低限の装備は当然備えます。4WDがラインナップされるのも特徴でこの辺はアウディを意識したか。

トヨタが初めてセルシオを作ったような位置づけだと思ってもらえればわかりやすいか。
イメージで言うと「セルシオ」って言う車を作ってみた。評判がなかなかいいので「じゃあこのセルシオブランドで高級車を展開してみよう」、そんな感じ。
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もちろん、アメリカ市場におけるレクサスやインフィニティ、アキュラをイメージしているのは間違いない。更にはドイツ高級車御三家(ベンツBMWアウディ)をターゲットにも考えているだろう。

ひたすら数量を追うのではなく、利益率を追う。加えて最終的に「安い」っていうイメージも払拭したい。
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主力車種は当然現行の「ジェネシス」(Eセグメントの4ドア高級セダン)。来月には「エクウス」(日本で言うとマークxとクラウンの間ぐらいかなあ)を高級車に仕立てた新型車を導入。(これがDセグメントの4ドアセダンか。レクサスで言えばIS、もしくはESに当たるんだろう)。

新天地訂正。ヒュンダイによれば、現状のジェネシスが「中型」セダンということらしい。来月発売のエクウスクラスはそれより大きい車ということに。さらにSUVについては明確に「中型」と「大型」を出すと言ってますね。NXとRX対抗ではなく、RXとLX対抗という感じでしょうか。より単価の高い高級路線を目指します。でクーペを一つ、と。


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これでセダンが2車種、ハッチバック(FF)1,SUVが2、高性能クーペが1。合わせて6ライン。まあ、普通に儲けようと思ったらこの辺が基本線かと。

おそらくですが、いままで起亜でヒット作を連発してきた元VWのデザイナーシュライア氏を中心にデザインを担当。(シュライアといえばアウディのTTやVWの復刻ビートルのデザイナーです)性能面では去年BMWの「M」部門から引き抜いたビアマンに期待というところか。
ヒュンダイは、BMWのMシリーズ戦略に従って「N」シリーズを作ると言われてきたんだが、結局は「ジェネシス」という別のブランドを立ち上げる(レクサスな戦略)がもっともよいと判断したんだろう。

ヒュンダイはアメリカ市場で5%のシェアを獲得したものの、ここが「上限の壁」になってしまっている。これをブレークするのは高級車路線で新しい顧客をとろうと考えるのは至極まっとうな話かもしれんね。

ヒュンダイはここの所急激に「故障しない」という意味で信頼性を高めているのでアメリカ市場ではレクサスやインフィニティなどのシェアを急激に奪う可能性を秘めていると考えています。

注目しておくべき要因になるのかなと。

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