2015年11月28日土曜日

韓国サッカーの「なべやかん」イ・チョンス引退。去り際の美学

元韓国サッカー代表で日本のサッカーファン?には「なべやかん」の別名で知られたイ・チョンス選手が引退しました。


誰それ?という人には日韓ワールドカップでイタリアのマルディーニに延髄げりをかました選手といえばわかるでしょうか。大宮アルディージャに所属したこともあります。

彼のサッカー人生は(まあ自業自得なんですが)波乱にとんだものでもありました。

人生が狂い始めたのは2007年に大怪我をした頃からでしょうか?
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2008年には所属していたフェイエノールトからレンタルで韓国に移籍。(実質的には戦力外扱いです)
しかし移籍先の水原では怪我を理由にまともに練習に参加せず。コーチはそれならばリハビリメニューを、といいますがそれも無視しました。怒った水原は「任意引退選手」にすると言い出し韓国での選手生命がたたれる危機に陥ります。(韓国のサッカー選手が任意引退扱いになると、少なくとも残りの契約期間中は韓国ではプレーできない)

2009年には全南に移籍しますがここでもトラブル。コーチと揉めて任意引退扱いになってしまいます。
流浪の果てに彼を拾ったのが大宮でした。二年間を大宮で過ごします。


大宮と契約終了後一年近い浪人生活をへて仁川に最後の活躍の場を求めるも、今度は酒の席で一般人に暴行するという事件発生。シーズンの残りの出場禁止。罰金200万円というKリーグに残る不祥事になりました
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そんな彼も年齢と怪我には勝てず。
闘争心とリーダーシップで今年は少ない出場時間ながら若いチームを引っ張っては来ました。
しかし満身創痍な状態についに引退することになります。

問題を起こし続けたとはいえ、韓国ワールドカップベスト4の立役者であり、過去にはKリーグMVPに輝いた選手です。更に仁川では精神的な支柱になってきたベテランに敬意を評して球団側は公式戦最終戦に「引退出場」することを検討しました。

しかしイ・チョンス選手はこれを断ったのです。
今の状態は万全ではない。それで公式戦に出場すればファンにも失礼だし、若い選手の出場機会を奪うことになる。

2002年の栄光がまた一人去っていきます。

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