2015年11月10日火曜日

親パク。非パク。葬儀の大統領の花なし。

北朝鮮で、葬儀順位に異変ということで葬儀が話題ですが、韓国でもある葬儀が話題になっています。

話題の葬儀は柳承敏(ユ・スンミン)議員の父親故ユスホ前議員の葬儀。

与野党の国会議員が多数弔問に訪れました。

しかし朴大統領は献花せず。もちろん弔問にも来ませんでした。更に大統領府関係者も全く姿を見せませんでした(だれが止めたかはしらんけど)。。。仮にも前の与党幹部の父親、しかも元与党系の国会議員がなくなったにもかかわらずです。

柳承敏議員は、現在の与党、セヌリ党の前の院内代表です。日本で言えば自民党の幹事長みたいなもんかな。
もともと、柳承敏氏はパク大統領がセヌリ党の前身ハンナラ党党首を務めた時の秘書室長で「親パク派」でした。しかし、大統領が「増税なき福祉」を推すのに対して今年はじめに反旗を翻します。パク大統領はあくまで「小さな政府」を目指すという感じかな。

要するに「このままでは次の選挙(国会選挙と大統領選挙)に勝てない」と考えた勢力に担がれ、「非パク派」として院内代表に立候補。「十分な福祉実現のために十分な国民負担も必要」「重要政策は頭が主導する」との主張が国会議員に受け入れられ、院内代表に当選したのです。
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しかし。6月に入って「国会法」の審議で与党が野党に譲歩したことにパク大統領が激怒
いわゆる親パク勢力は「柳承敏が院内代表を止めないのなら、パク大統領を含めた親パク派は与党セヌリ党から離党する」と柳承敏氏を圧迫。パク大統領自身も柳承敏院内代表に「何を考えているのか理解できない」「政治的信義は守られなかった」「信頼を裏切る背信の政治」とありとあらゆる罵詈雑言を公式の場で述べました。

結局、柳承敏氏は失意のうちに党内代表を退きます。国会法改正案をパク大統領が拒否権発動で潰した2週間後のことでした。
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さて、その柳承敏前党内代表の父親が亡くなりました。

セヌリ党の代表(そして次期大統領候補一番手でもあります)金武星(キム・ムソン)が弔問に訪れます。こういいました。

「僕ら二人が朴大統領の当選にほんとうに頑張ったんだ」


もともと親朴派でありながら「気に入らないものは徹底的に排除する」朴大統領の政治姿勢によって「非朴派」となった二人の心情を示しているようです。

そしてこうも言いました柳承敏は党の大事な資産。何も心配することはない。
次の総選挙で公認する姿勢を示したと受け取られています。
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一方、朴大統領は花も何も送らず。

この人、人格的にどっかおかしいんじゃないか?

そんな気がしなくもないですね。

外国の首脳が来て昼ごはん出さないのも、嫌いな奴の親の葬式に花を出さないのも根は同じといいますか。。。

他方、「親朴系」とされ、6月の大統領と党内代表の対立では党内代表を攻撃した国会議員たちは多くが弔問に訪れました。この辺は「葬儀を機に「和解」の動き」ともいえます。
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花を送らなかったパク大統領が相変わらず人気を落とす一方、与野党を問わず大物の弔問が相次いだことで柳承敏(ユ・スンミン)氏が存在感を示した、という見方もあります。
口が悪い評論家は、「息子のピンチに父親が自分の死ををもって最後に最大の機会を与えてやった」というほどです。

与党は有力地盤である大邱市で「落下傘候補=親朴派」をだすのか現職議員=非パク派を公認するのかでいま水面下の激しい戦いを繰り広げています。
この葬儀が結構な影響をあたえるかもしれません。

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