2015年10月8日木曜日

フェンサー、今だ現役

ロシアがシリアに空爆敢行中。さすがに戦略爆撃機による絨毯爆撃や弾道ミサイルによる長距離攻撃は民間に被害が及ぶので戦術攻撃機と、巡洋艦からの巡航ミサイルによる攻撃に出ているようだ。イランとイラクの領空を通過できるロシアならではだろう。(見返りは掛かるわけだが)

さて、ロシアの空爆の主力はSu-24。NATOのコードネーム「フェンサー」(フェンシングの選手の意味。NATOはFから始まるコードネームを旧ソ連及びロシアの戦闘機につけるのが決まり事)


アメリカのF111に対抗するため?に開発された機体とも言われ初飛行は1967年。三面図から分かる通りいまや絶滅危惧種である「可変翼」を採用しています。(F111も可変翼機でした。真似したのか偶然かは不明)

可変翼は、翼を広げることで低速時、離陸時の揚力を稼ぐとともに運動性能を確保します。しかし高速巡航時には翼を広げると空気抵抗が大きくなるので翼を後ろに畳み、一種の「デルタ翼」(三角翼)の飛行機として飛ぶのです。

F14でも採用された可変翼ですが、大きく重くなることが欠点。今は設計技術の進歩で固定翼で十分低速から高速まで対応できるため複雑で重くなる可変翼機はほとんど退役の憂き目に。アメリカも固定翼のF15はまだ使ってるけど可変翼のF14は退役済みです

ほかでは同じく旧ソ連のMig23戦闘機、イギリスのトーネード、くらいかなあ。
B-1ってまだとんでるんだっけ?(新天地追記。B1まだ現役でした)
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そんな「おじいさん」飛行機がまだ現役(ライバルだったアメリカのF111はすでに退役済み)の理由はもちろんこの飛行機自体がもともと優秀な機体だったこともあるでしょう。(長い航続距離、扱いやすい機体。搭載できる爆弾の多さ。)

可変翼を使いながらもシンプルな設計のこの機体は日本円で5億円ほどと格安とも言われます(要出典)もっとも設計が古いだけにその爆弾管制能力とかにはかなり疑問も残ります。

敵が戦闘機を持ち出してくるとこの手の旧型機は分が悪い(いまは大型戦闘機を改造して爆撃機を作るのが主流で、そのため運動性能も高く、空戦が可能な戦闘攻撃機が多い)

生き残っているのにはロシア軍の予算不足の面も大きいでしょう。
ロシアはSu-34というSu-27を複座化して爆装を可能にした機体(アメリカで言えばF15Eストライクイーグルかな)を実戦配備初めているのですがお金がないので遅々として機数が増えません。後継機が配備されるまでは「フェンサー」はまだ飛び続けることになるんでしょう。
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もしもIS側に戦闘機があればロシアもSu24の大量投入には制限がかかったはず。
軍備は大事だよなw

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