2015年10月19日月曜日

妄想の続き

ゴードン・マーレーは20世紀後半のF1シーンで非常に強い影響力を発揮したレーシングカー、及び自動車のデザイナーでした。「ファン・カー」として知られるF1カーは「エンジン冷却用」ファンで「エンジンを冷却するついでについでに」強制的に車体下部のに空気を吸い出してダウンフォースを得るなど、レギュレーションの隙をつく意外性に飛んだアイデアマンでもあります。大戦後すぐに生まれた、と聞いているのでもう70近いおじいさんですかね。

数々のF1マシーンの設計とともに、一般的な車マニアの間では「マクラーレンF1」のデザインで有名です。F1という名前のロードゴーイングカー。

「作れば作るほど、売れば売れるほど赤字になる」と言われたこのクルマは、自動車史に残る傑作の一つと言われています。レーシングカーバージョンがルマンを制したこのクルマ、(日本人もこの時ルマンで優勝しています)ジョージハリスンなども所有していました。また量産第一号車はアイルトン・セナが購入することになっていましたが、セナは納車の前にイモラのタンブレロで「伝説」になってしまいました。

マクラーレンF1
 
ドラバーの両脇に二人、合計3人が乗れる独特のレイアウトはまさに独創的。登場から25年経つ今も全くふるさを感じさせない優美なデザインです。なおもともとマーレーはホンダから大排気量エンジンを手に入れるつもりだったとも言われています。(ホンダが断ったとか)
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さて、ゴードンマーレー、こんな「普通は(お金の問題で)買えない」クルマを作ったとほぼ同時に「ロケット」という名前の車もデザインしています。どんなクルマかというとこんなクルマ。笑っちゃいけませんよ。
 
 
マクラーレンF1が当時最先端のカーボンモノコックシャーシにBMWの大排気量エンジンを載せたのに対し(当然驚くほど高価)、マーレイは「軽量でハンドリングに優れた」手頃な価格のクルマも作ってみたかったと。
 
マーレイは共同で「ライトカーカンパニー」というこのクルマ(=ロケット)を作って売るためだけの会社を設立し、ロケットはハンドメイドに近い規模で極少数が生産されました。
みっどし
 
こんなクルマ、公道走れるのかって?日本でも7台から10台が輸入され、ナンバーを取得していたそうです。タイヤの上にオーバーフェンダーを置くなど、ちゃんと各国の自動車法規をクリアする工夫がなされています。突飛なデザインですがそこは天才デザイナーゴードン・マーレー。抜かりはありませんね。
 
 
日本に輸入されたうちの一台は「カーグラフィック誌」の長期テスト車として記事になっていたので(確か熊倉編集長自ら記事を書いていたはず)車が好きな人ならCG誌上で記事を目にしたことがあるかもしれませんね。興味のある方はバックナンバーを探してみてください。
 
このクルマは前後に「二人乗り」で、助手は足を開いて、運転者の後ろに座り、運転手の両脇に足を置く形で乗り込みます。ある意味二人乗れる四輪の大型バイク。
 
きちんとしたトランクはないけど「細く詰め込めばクルマの両脇に小さな荷物くらい置く場所がある」そうでゴードン・マーレイは息子とフランスまでドーバー海峡をわたって旅行に行ったんだ、と語る話がCGに乗っていた記憶がありますね。
 
マーレイは軽量小型のスポーツカーを作るのもやぶさかではないはずです。
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ヤマハはこの前発表した小型の二人乗りの「四輪車」MOTIFを発表しています
 
この車の特徴は、鋼管を使ったフレームに複合材のボディパネルを組み合わせることで軽量かつ高剛性で自由度の高いデザイン性を持つこと。そしてその仕組を出してきたのが「ゴードン・マーレイ」というわけです。
 
フレームと「ガワ」を組み合わせて軽量なシャーシを作るという発想は上記の「ロケット」に通じるかもね。。。
 
 
というわけで、モータショーで出してくるヤマハの二人乗りの小型スポーツカー?もマーレイが噛んでるスポーツカーだったりするとそれはそれはすごいマシーンということになるんですけれど 。
 
 
ヤマハとマーレイのコラボなら、「傑作」ができても不思議ではないと思うんですよね。
絶対買うw
 

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