2015年10月22日木曜日

アジア初?ソウル市が公共施設の自販機での「炭酸飲料」販売を禁止へ

炭酸は「酸」です。適度に飲むと食欲増進とか、二酸化炭素による体の活性化とか良い効果がありますが、摂取のし過ぎは「骨をもろくする」(骨粗粗しょう症へ繋がるとも)言われています。
もちろん、どれくらい悪いのかはよくわからないところもあるんですけどね。
さらに炭酸は甘さを感じさせにくくする効果もあり、どうしても砂糖が多く使われる。
糖尿病に繋がるとも指摘されます。

これに動いたのが「ソウル市」です。
なんでも、韓国人の一日あたりの炭酸飲料摂取は、ある韓国の民間消費者団体によると40グラムを超えるそうで、糖尿病とかその他の健康を考えると「もはや制限した方がいい」レベルなんだとか(多分日本もおんなじようなものでしょう)。

そこで、ソウル市内の公共設備内に設置されている自販機のうち、ソウル市が直営するものについては11月から、民間業者に委託しているものについては今後随時やってくる契約更新の時から炭酸飲料について販売をしないことにすると。

その制限は徹底していて、いわゆるオロナミンC みたいな健康飲料系とかもダメ。唯一純粋な、(ペリエみたいな)炭酸水のみOKと言うもの。
更には公営(鉄道公社)のソウル地下鉄の自販機も来年から同様の措置を。ソウル市が所有するものの「民営」である「地下鉄9号線」についてもいま20%程度の販売量である炭酸飲料を10%以下にするように勧告するとか。
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もちろん、韓国にある自動販売機の総数を考えれば、実に僅かな話です。

ただ、ちょっと考えさせられる話ではあります。
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健康問題への提起としてポジティブに「面白いなあ、ただ飲料メーカーにはマイナスだなあ」と思う点が一つ。

もう一つは、国民が「政府に放っておいて貰う権利」としての人権、というちょっとひねくれた法的論議を呼ぶ規制でもあります。

例えば「タバコをやめよう」というのは明らかに合憲合法です。科学的にタバコが健康に悪いから。
ただ、「太っているのは体に悪いから強制的に痩せさせます」という法律を作ったらどうでしょうか?

こうなると「太っていられる」権利といいますか「放っておいてくれよ」という権利がもともとあるんじゃないか?という議論が出てきます。(バカバカしい議論ですが法的にはけっこうまじめなお話。行政書士試験の過去問にも出てきます)

まあ色々考えさせられるお話でした。

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