2015年10月16日金曜日

運送における、鋼材の長さの制約

杭が届いてなかったの話。

建築現場では鋼材は「工場」からトラックやトレーラーで運ばれる。
この時、長さによる制約があるんだ。(建築現場の人でも、運送面からの制約をわかってない人は案外多い。僕だってこの仕事はじめて「そうだよなあ」と思ったわけだが。

7トントラックや11トンでも荷台が短い(トラックの全長が9mほど)車だと荷台の長さは5.5mほど。
荷物は車体の10%まで出していいとしてせいぜい6mちょいの長さしか荷台には乗らない。

11トンのフルサイズや15トントラックだとこれが9mくらいか。15トントラックになると、道路によってはいわゆる特殊車両通行許可が必要になる。

フルサイズ(ロング)のフラットトレーラーを使えば12mからさいだい13mちょいの長さの鋼材運べる。

更に、ポールトレーラーと言って特殊なトレーラーを使うと、「昼間走れる許可を貰える荷物の長さ」が16m(クルマの長さが鋼材を含めて20m以下)くらいが限界。
夜の9時から朝の6時までしか走れない、夜間許可としても関東では原則19.9mまでしかポールトレーラーの「緩和措置」が取れないので通行許可も19.9mまで。

19.9。を超える長さの通行許可を取ろうとすると、まずそれを運べるクルマの(ちょっと面倒くさい、しかも期間が3ヶ月だったか6ヶ月だったかの非常に短い)「基準緩和措置をとって」それから特殊車両の通行許可をとって、という風に手間と時間が掛かり過ぎる。のでやらない。
(よく、鉄道車両を特殊なトレーラーで運んでるけど、アレの通行許可を揃えるんなら、行政書士はそれだけで10万円20万円貰わないと割り合わないw。もちろん、ああいうの運ぶ運送会社(日通とか)は専門の書類作る人間がやってくれるんだけどね)
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そもそも現場によっては物理的に「長い車体」は入っていけないということも多い。

工事現場で使える鋼材の長さは、そこに面している道路によっても制約を受けると言って良い。

(でっかいビルは大きな道路がないと立たないのはそういう理由なのだ。


じゃあ、本当に必要な長さの鋼材が運べない場合どうするんだよって?そういう時は「セット物」といって二分割、あるいは三分割、(あるいはもっと)した鋼材を持って行って、現地で溶接してつなげることになる。

ただ、セットものにすると当然コストが高くなるんだ。できれば、現場としてはトレーラーで一本物でまとめて搬入したいわけだが。。。
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想像だけど。
ホントは20mちょっとの杭が必要なんだけど、セットもの使うのが面倒くさい、という現場が数メートル足りない杭を・・・なんてことがあったりするのか?

ちょっと脳裏を過ぎらないこともない

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