2015年7月18日土曜日

ディーラーの株売買について

ディーラーだから株を売買するのは当たり前だろうって?

きょうは少し役に立たない(いつも役に立たない言うな)こんな話。

個人の口座で株を売買するお話です。

ディーラーを含む、証券マンは株が好きです。嫌いな人もゼロじゃないでしょうけど。なので株売買をする人も多いわけですが、無制限には 売買できません。

というのも証券マンはお金を預かる仕事。投機的な売買で借金でも作られた日には、そんなやつにお金を預けたら危険です。(余談ですが、破産すると証券外務員資格を失うので首になります)。客にお金を借りたりなんてこともなりかねないですし。

さらにいろんな情報を手にすることも多く、不正な取引をやりやすい人間でも有ります。

証券会社に務める人間は、法律で其の所属する証券会社でしか上場株の売買をすることができません。他の会社に口座を持ってる時はそこから所属する会社に株を移管し、自社の中の自分の口座で売却しましょう。(証券会社を「移籍」する時にたまに見られるケースですね)

さらに法律(規則だったかな)で証券マンは株や債券の先物/オプション、信用取引も行うことができません。上述の通り、投機的売買をされては困るからです。現物取引なら、潰れてもお金失うだけで済むけど、レバレッジ取引は借金になる可能性あるということで。

さらに、投機的な売買の防止の観点から、それぞれの会社で売買ルール(社内ルール)を決めるのが普通です。一般的なのは6ヶ月は売却禁止、ですかね。このへんは会社しだいなので短くすることも可能。ただしあんまり短いと、検査機関(お上とか取引所とか)が検査に入った時に「あんたの所、これじゃ歯止めになってないよね」と言われる可能性は有りますね。(一応、ここは見てきます)
その他、比例配分になった時は、社員は抽選から除外とか、IPOの割り当て禁止とか、細かいことをちゃんと整えておかないと検査でちょっと言われることも有ります(経験談。もちろんすぐに追加しました。言われなきゃそこまで気にすることも無いと思うけど)

余談。社内ルールを決めるときは、間違って破ることがないようにある程度「ゆるく」作りましょう。
社内ルールを作ったあと、それを破り、それを検査機関に見つかってしまうとそれは「法律を破ったことと同じ」としてペナルティがかせられます。
破られるようじゃあ社内ルールの意味がないわけで、それでは金融機関の信頼性が揺らぐからです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディーラーについては更に気を使います。なにせ自分の思惑で数千万から数億のポジションを動かせる立場なわけで。


ディーラーは個人の株の保有は原則禁止という証券会社も有ります。そうじゃないと会社のお金を使って株価を吊り上げたり、逆に落としたり出来かねないから。(特殊なケース例えば相続とか贈与みたいな時のみ、自社に株を入庫後、許可のもとに自社での口座で売却を認める規定を作ります)李下に冠を正さずというわけ。

僕がとある会社で売買審査室長という仕事をやってた時は、

ディーラーについては別途項目を作り
「半年売却禁止、事前に会社に届け出して所属長に許可後、(引け値関与とか言われないために)前場か後場の寄り付きで注文執行」
「ディーラーが保有している銘柄については、其のディーラーは自己では其の銘柄の注文禁止」ってなルールにしてました。直前(一週間前にしてたかな。ど忘れ)まで自己で売買してた時は其の銘柄を個人口座で買ってはダメとか。
寄り付きで執行(指値じゃなくて成り行きで出せ)ってのは極端な話、見せ玉的な指値じゃないか、と言われるのが嫌だったのと、いちいち注文を把握するのが面倒だったからw出すんなら約定させろと。。。ザラ場に出してくるのも「価格操作じゃないか」といちゃもん付けられるのが嫌だったから、寄り前に出せと。

そんなバカな?って。検査官に寄ってはそんなアホ
細かいところを言ってくる人もゼロじゃないんだね。それが仕事だから。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もっともそこまでしても、家族なり親戚の口座とかで仮名取引されたら防ぎよう無いけどね。
万が一そんなコトされてお上に摘発されたら大変なことになるけど。(1000万円2000万円の罰金を各方面に取られて自己は営業停止2週間から一ヶ月か。損失は億から数億円になるな。考えるだけで恐ろしい)

0 件のコメント: