2015年6月18日木曜日

「フリーイーグル」ついにG1奪取。未完の大器から世紀の馬に???

日本からスピルバーグが参戦したプリンス・オブ・ウェールズステークスG1、2010mですが残念ながらスピルバーグはいいとこなし。馬場が合わなかったですかね。

勝ったのは「未完の大器」「幻のダービー馬(体調不良でクラシックシーズン全休)」一番人気のフリーイーグル。デビューした時から「G1、それもかなり格の高いやつ」を勝てる馬と言われながら怪我や病気でなかなか大きなレースの出走がかなわなかったフリーイーグル。4才でまだキャリア5戦目、しかしついにG1で勝利をあげました。(これで5戦3勝。G1を1勝、G3を1勝。並みの馬なら大したもんなんですが、デビュー戦の時の「この馬どれだけ強いのか?」と騒がれたことを思えば全然物足りない)

先行して直線で抜けだすと、ザグレーギャッッツビー(仏ダービー、チャンピオンステークスなど)の猛追を受けるも「短頭差」凌ぎ切りました。
前も書いたけど、グレーギャッツビーはチャンピオンステークスでアイルランド、イギリスの両ダービーを制した「オーストラリア」に競り勝った馬で決して弱い馬ではありません。其の強豪の末脚を封じ込めた根性はすごいんです、本当に。
着差は「短頭差」ですが、着差以上に強さを感じる勝利でした。
動画は2015年6月17日(現地時間)アスコット競馬上で行われたプリンス・オブ・ウェールズステークス(国際G1 10ハロン 2000m強)。

1着:Free Eagle(フリーイーグル)(2.05.07) 騎手:P.Smullen
2着:The Grey Gatsby(短アタマ)
3着:Western Hymn(2-3/4馬身)
4着:The Corsican(1/2馬身)
5着:Criterion(1/2馬身)
6着:Spielburg(スピルバーグ)(クビ)

一旦ラクラクと抜けだしたようにみえるフリーイーグルですが、そこはグレーギャッツビーも弱い馬ではありません。猛然と追い上げるけどフリーイーグルも最後もう一度足を伸ばして振りきりました。

フリーイーグルは体が頑強な馬ではないので今後も慎重にレースを選んで使っていくはず。また現状では2000mがベストに見えるので2400mのレースを使うかどうかも興味深いところ。
気になる次のレース。
イギリス国内ということなら7月4日のエクリプスステークス2000m,7月25日の「キングジョージ」2400m、8月19日のインターナショナルステークス2000mといったところでしょうか。夏を一旦休むなら10ガツのチャンピオンステークス2000mですね。

エクリプスはレース間隔が短い、キングジョージだと2400mがどうか、かな。

秋に国外に目を向けるなら当然フランスの凱旋門賞2400m、アメリカのブリーダーズカップ・ターフ2400m,可能性は少なくなりますがジャパンカップ2400mや香港の香港バーズ2400mや香港カップ2000mを視野に入れてくることになりますかね。種牡馬入りするべき馬です。泊をつけるためにもこれらの大きなG1を是非もう一つでも二つでもとってスタリオン入りしたいところです。

体が弱い馬だけに輸送をするかどうかも課題にはなってくるでしょう。

いずれにしても能力だけは疑いなくある馬。どこまですごいレースを見せてくれるのか楽しみです。

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日本の2000mのレースだと1分57秒台の決着になりますが、欧州の競馬は芝が長く、路面のクッションもあり、かつ「坂が大きい」のでこういうタイムの決着になります。
日本の競馬とヨーロッパの競馬はこれだけ異なるものなのです。

またメートル基準ではなく、ハロンでコースを作るので(一ハロン=約202m弱)コースは2000mよりも少し長くなります。

アスコット競馬場はこれでも10年前の改修工事で坂を小さくしてタイムが速くなったんですけどね。

(余談ですが、イギリスダービーが行われるエプソム競馬場はもっと起伏が激しく、高低差はなんと42m!
スタートして42m登った後、今度は30m下り。最後の直線残り50mでまた数メートルの上り坂という過酷なコースになっています。平らな土地に商業的に競馬場を作ったアメリカや日本の競馬場と違って、起伏に飛んだ自然を活かしてコースを作り、馬の優劣を競うことから始まったイギリスなどの競馬との歴史の違いですかな)

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