2015年6月23日火曜日

素質馬のデビュー早まる

競馬の世界では、ダービーが一年の区切りだ、とも言われます。

日本でも、日本ダービーが終わると、次の週から「新馬戦」が始まります。タービーが終わると、次の日から来年のダービーへの戦いが始まるというわけです。

と入っても、所謂期待の馬というのは秋口からデビューするというのが常識でした。馬は、レースを使えばそれなりに消耗します。「本番」であるダービーなどのクラシックから逆算するとそんなに数多くのレースに使うわけには行かない。皐月賞に出るには弥生賞使いたい。弥生賞出るためにはこのへんのレースに勝っておきたい、そうするとデビューはってな感じで「馬を秋口までに一度仕上げて、そこでデビューして賞金を加算して本番を迎えるくらいがちょうどいいよね」ってな感じだったのです。


加えて、10年前まで種牡馬首位だったサンデーサイレンスの子供は「出そうと思えばすぐに体ができてレースで勝負できる、一方、速くデビューした馬は、途中で成長が止まるのか大成しない、という結果がみられたのです。
サンデーサイレンスの直仔の場合はじっくりデビューまで鍛えて、段取りを踏んだほうが好結果が出たようなんですね。
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ところがここ、二三年、その流れが変わりつつ有ります。

ろくにディープインパクトの産駒は、6月7月にデビューした馬が、そのまま次の年のクラシックで活躍するケースが増えてきたのです。
いろんな調教技術の進歩の有るんでしょうが、「早いうちに実践を経験させて」おいたほうがプラスになる馬がふえているってことなんでしょうか?
とくにイスラボニータのケースが「早いデビューの馬は大成しない」というジンクスを打ち破ったといえるでしょう。イスラボニータはまさに新馬戦が始まった週にデビュー。そのまま順調にシーズンを送り、皐月賞まで勝ってしまったのです。
競馬史上で、新馬戦スタート週にデビューした馬がクラシック勝ったのは初めてじゃないかな??

というわけで昔は、この時期の新馬戦はただ早熟な馬たちの、本番にはつながらないレースでした。
いまはこの時期に勝った馬でも、来年まで活躍するケースが増えていきます。
今週も新馬戦が熱いのです。

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