2015年5月7日木曜日

OVERの売り、UNDERの買い

板情報を見れるようになって久しいですね。(昔はディーラーの特権だったのだ。ディーラーと本店の営業マンしか見れなかった。平成10年ころまでは)。でもこの板情報あんまり役には立たないのです。

単純に考えると売り指値が多いと下がりそうだけど、売り板が厚くても、上がるときは上がるし、その逆も真なり。大きな玉を抱えている人は、普通は板にはあんまり晒さないしね。
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ただ、例外もあって。。。

小型株とかで使える技ですが、(それでも気休め程度ですが)「OVERの売り」と「UNDERの買い」の継続的観察というのが有ります。板に載り切らない高い指値の売りをOVERの売り逆に低い指値の買いをUNDERの買いと言います。

売気配株数 気配値 買気配株数
-- 成行
--
135,300 OVER
 
7,400 1,175.0
 
1,900 1,174.0
 
11,900 1,173.0
 
2,100 1,172.0
 
4,400 1,171.0
 
10,600 1,170.0
 
600 1,169.0
 
  3,500 1,168.0
 
  1,166.0
  6,600
  1,165.0
4,000
  1,164.0
4,900
  1,163.0
7,400
  1,162.0
3,800
  1,161.0
9,200
  1,160.0
12,300
  1,159.0
23,500
  UNDER
260,800


上の表で言うと、1175円より上の指値売り注文はまとめて合計されて135300株と表示されています。これが「OVERの売り」。逆に1159円より下の指値買い注文はまとめて260800株と表示されています。これがUNDERの買い。

普通、経験則から言うと、OVERの売りの株数のほうがアンダーの買い株数よりも多い。
大体が2倍とか3倍とかの株数ですね。興味を持たれた方はいろんな株の板を観察してみてください。

ところが、よーく観察してると、その比率が普段とは全然違うことがあるんです。特に中小型株。

上の図は東邦チタン、普段はオーバーの売りがアンダーの買いの2,3倍くらいあります。
ところが7日は朝からアンダーの買い株数がオーバーの売り株数よりずーっと多かったんですな。(ゲストブック参照)

こういうケース、実はどっかの大口投資家が証券会社にまとまった株数の「はからい注文」(条件を提示してその条件の中で買わせる注文)を出してることがあるんです。例えば、出来高の何%まで、VWAPの何%上まで買っていい、とか、最大20万株までね、とか云々。

そして、この「はからい」を受けた証券会社が、ある程度の玉を「場に晒す」んです。なんでか理由はよくわからんけど。

はからいを出し終わるといつの間にかアンダーの買い物が消えていることが有ります。調子にのって一緒に売買してるとはしごを外される。その気配を察知するのにも使えます。
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余談ですが、注文を場に晒すなよ、というもちろんオーダーも有ります。売り物が出てて、それを買いに行く注文以外は出すなという注文指示です。
足元というか手元を悟られたくないという人ですな。

昔(15年位前)までは今みたいにコンピューターが自動執行なんて便利なものもないので、職人芸で注文出してたんですが。。。
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今日のアンダーの買い注文を見た僕は「お?今日は買いが入るのかな?」と思いました。案の定買ってきました。憶測に過ぎませんが、高い確率でどっかの期間投資家が(外人?)証券会社にまとまった買い注文をはからい出だしたと考えます。値動きもそれを傍証しています。

こんなところにもヒントは落ちてます。まあこのへんはディーラーやってた人にわかる感覚で一般的にはあんまり役に立たんかもですが。引き出しの一つです。

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