2015年5月23日土曜日

ソバルディだけではない。お金で寿命が変わる時代が来る

ソバルディ、日本では国が多額の補助金を出すことが決定したようだ。
標準的な治療の薬代(90日分90錠)だけで数百万円するソバルディの治療だが、日本では補助金を受けることで患者負担は90日の標準的治療の間は数万円ですむようだ。(ただし補助金には様々な制約有り。詳しくは病院へ。90日を過ぎても投与する場合は保険は効くけどそこからは補助金でないと)

もちろん、政府としては巨額のお金が必要になるわけだが、見方を変えると今まで直せなかったC型肝炎を「寛解」させることで得られる経済効果も確かに大きい。C型肝炎は治らなければほぼ確実に肝臓癌に移行する。95%とも言われる治癒率を考えるとかなりの数の肝臓癌患者を減らすことが出来るだろう。そうすれば肝臓癌にかかるはずだったお金が減る。

また、現在、かなり有効な有効な手段である肝臓移植だと1000万円以上はかかる。肝臓移植に
変わる治療として1000万円はかからない、しかも治癒率が抜群に高いとなればその比較からはこの薬は「高くない」

インターフェロンを使えばかなりの患者が直るけど、治らない患者がいたのも事実。
それを考えれば。。。
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とはいえ、薬代が数百万かかり、このくすりでしか事実上助からない人がいる。そんな事態が現実に起こっているのは事実。日本のように国がお金を出してくれるケースは稀だろうし、あるいは日本が今後同じような高額の薬が出てきた時に、同じようにお金を出すとも限らない。むしろ財政悪化の折、こういうケースは減っていくだろう。

今までの日本人は恵まれていた。今後はそうでもない時が来るのか。
お金で寿命が買える、そんな時代。。

ふと機械の体を買いに出かける銀河鉄道999の世界観を思い出したりしたのであった。

なんにせよ、C型肝炎を患っておられる方がいたら是非お医者さんにソバルディについて聞いてみてください。家族にもそんな方がいれば。

C型肝炎はほんの10数年前は治すのが難しい病気でした。その頃に診断を受けて、治療がうまく行かなかった、あるいは治療そのものを諦めた人も多くいると聞いた事があります。あるいはウイルス感染を知りながら治療していない人も多いとか。インターフェロン治療が体力的にもきついものだったのも事実。

しかし2010年以降のインターフェロン治療も相当進化してきたところに、このソバルディの登場です。C型肝炎は「運が良ければ治る病気」から、よほど運が悪くなければ治る病気になったと言えます。

ソバルディは現時点ではまちがいなく「特効薬」です。
しかも注射と違って頻繁に医者に行く必要性が低い。体力的な負担もインターフェロンより軽い。治療期間も短い(インターフェロンはもともと抗癌剤ですから、体力を結構消費する。何ヶ月も治療を受けるのはつらいものが有りました)

(おそらく、将来はこの薬が効かない耐性をもったC型肝炎ウイルスが出てくると言われています)

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