2015年5月16日土曜日

親鸞と中国(というか開発銀行)

新天地の父親は、元教員ですが坊さんでも有ります。
三重県は「真宗高田派」の本山があり、我が家も高田派のお寺で親鸞の教えに従うことになります。
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仏教に詳しくない人にちょっと話をすると、仏教には「十戒」ならぬ「五戒」があります。

生き物を殺してはいけない
盗んではいけない
(性的に)不道徳なことをしてはいけない
嘘をついてはいけない
酒を飲んではいけない。

とおくガンダーラから日本まで伝わってきた戒めです。

仏教が死後の救いを求めるなら、信者に「五戒」を守れ、とするのが古くからの教えでした。
守る人間は救われる。
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これに対して親鸞は異を唱えます。

これら五戒に触れるか触れないかは「縁」であると。その人がやろうと思ってやるんではなく、たまたまそういう環境に置かれたことで五戒を破ることもある。

じゃあそういう人を誰が救うのかと。俺が救うしかないじゃないかと。

浄土宗の法然に師事した親鸞は、結局法然の後をつぐ事はできず、「浄土真宗」を起こします。われこそは真の浄土宗だというわけです(なお、この呼称は浄土宗側の激しい反発も有り、現在は東本願寺派を除き使用しません。真宗十派の内、残りの九派は「真宗○○派」を名乗ります。

親鸞は妻帯し肉を食べ、酒を飲みでも仏教を説いたのです。
より多くの人を救うというために
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とおちゃんが酒の席でそんな話をしていました。

で思い出したのが中国が主導するアジアインフラ開発銀行AIIBです。

これが支持を受けつつある背景には、既存のアジア開発銀行ADBの清廉さもあると言われます。
反汚職とか、自然環境とか、その他もろもろ、お題目としての投資条件が厳しすぎ、本当に発展に寄与していないのではないかと。

思うにそれは五戒にこだわり、すくう人を限定した、親鸞が主張する悪い宗教のようなもんじゃないかと。

これに対し、おそらくAIIBは審査が緩く、独裁国家にも金を貸すんでしょう。
ADBの立場からすればそれはおかしいよということになるけれども、金を借りる側からすれば、貸してくれる人間が正義。貸してくれないADBよりも貸してくれるAIIBのほうがありがたい。

そんなことをふと思ったのでした。

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