2015年5月21日木曜日

巡り合わせ

サンデーサイレンスとイージーゴーアの話を書いた。
二頭は図抜けて強く、おそらく、別々の年に生まれていれば、二頭共が三冠馬になっていたかもしれない、それくらい強い馬だと思います。

さて、そんな鬼のように強い二頭でしたが、その二頭を立て続けに破った馬がいます。
クリミナルタイプです。
物騒な名前を持つ彼は、イージーゴーアと同じアリダー産駒。
アメリカで生まれてフランスで競争生活を始めますが、パッとせず。
生まれ故郷のアメリカに戻るも鳴かず飛ばずの日々が続きます。

ところが。

5歳になると突然本格化。ハンデキャップレースとはいえ、G1レースを4連勝。
このサンデーサイレンスとイージーゴーアを相次いで破り、行き掛けの駄賃で全米最優秀スプリンター二度のハウスバスターにも競り勝ったのです。

利尿剤であるラシックスの使用がオッケーな地区に帰ってから急に本格化したこと、肉付きが急に良くなった事もあり、ドーピングしたんじゃねーか?とも言われますが検査に引っかかったわけでもなく。

この連勝はかなり印象深いものがあり、そのままアメリカの年度代表馬に輝いています。





そして不幸なのはこの年のケンタッキーダービー馬アンブライドルドでした。
アンブライドルドはケンタッキーダービーだけでなく、アメリカの最大のレースであるブリーダーズカップクラシックも勝ったのです。
しかしブリーダーズカップの前にサンデーサイレンスもイージゴーアもクリミナルタイプも故障で引退。ライバル不在のレースを勝ったとみなされたか?年度代表馬になれなかったのです。

おそらく、ケンタッキーダービーとブリーダーズカップクラシックを同じ年に勝ってアメリカの年度代表馬になれない馬は今度二度と現れないでしょうね。
間接的にサンデーサイレンスやイージーゴーアがどれだけすごい馬だったかを語るエピソードかもしれません。

なお、クリミナルタイプはアメリカで種牡馬になりますが、父アリダーも繋ようされていたカルメット牧場が倒産。日本に来て種牡馬生活を送りますがパッとせず。
種牡馬引退後アメリカでのんびり過ごす事になった矢先に病死しています。

アンブライドルドは種牡馬になってからは14歳で早世するも三頭のブリーダーズカップ勝ち馬を出すなど大成功を収め
ファピアノ系を後世に残しています。




0 件のコメント: