2015年4月16日木曜日

産経支局長の出国禁止解除

空白の7時間報道をきっかけにした産経新聞元ソウル支局長の出国禁止は、韓国の検察側が出国禁止の延長を断念した形で禁止が解除になりました。

韓国側は政治的解決を公式には否定していますが、どう見ても政治的背景はあるわけです。
検察当局というか法律関係者にとって見れば「(韓国)政府からの圧力を受けた」「事件」でもあるでしょうね。
(こんな事件で「出国禁止」を取るのは我々の感覚では異常ですが、逆に裁判になってまだ判決が出ていない段階で一度取られた出国禁止を「解除」するのも、韓国ではまた異例の判断なのです。解除できるくらいなら最初から出国禁止なんかしねーよ、というわけです)

直接的には、産経新聞と元支局長本人が「裁判には必ず出席する」という誓約書を書いたことで韓国側のメンツを建てたこと、韓国側としても元支局長の身内が健康を壊して入院中という報道が重荷になったことも表立っての原因でしょう。

しかし何より韓国にとってショックだったのは、例の「「基本的価値を共有」削除問題でしょう。あからさまにこの文言を削ったのは、首相官邸からの「いいかげんにしろよテメーら」というメッセージ。
ここに至ってようやく韓国の外交チャンネルが「ヤバい」と気がついたということなんでしょう。一記者の問題では無いんだと。

あまりにも負担が大きくなりすぎた。韓国の検察関係者は、大統領府のご機嫌取りで産経の記者を起訴してみたものの、逆にやらなくていい騒ぎを起こしてしまったと。外交関係者は「余計なことしやがって」と内心思ってるんでしょうね、表には出せないけど。

なお、日本に戻った産経新聞の「一社員」にわざわざ安部総理自らが面会したというのは、日本政府はこれからもこの手の「嫌がらせは看過しない」という意思表示とも取れます。政府は(産経)新聞の味方であると。
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日韓関係改善について、大きな障害が取り除かれたのは確か。ただそれはあまりにも異常な事態がひとつ取り除かれたというだけで、プラスに転じたわけではなし。
このけんの「貸し借り」を含めて交渉はまだはじまったばかりというかんじでしょうか。。。

なお、ひっそりと産経の新しい派遣の人に記者証が7ヶ月かかって発行されました。
さすがにこの嫌がらせはひどかったですね。ゲスです。

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