2013年9月18日水曜日

隠し子騒動

隠し子に対する許容度は国によって違うようです。

フランスなんかでは例えばシラク大統領に日本人との隠し子がいるなんて噂まで有りましたが、「政治家の能力とそのへんは別問題」みたいなところがあるようです。日本でも「まともな政治家」に婚外子がいればそこそこスキャンダルですが、それでも「許される余地はある」感じでしょうか。このへんは「偉い人には二号さんが居た」時代の名残かなと。

さて「儒教の国」おとなり韓国ではさすがにそうはいかないようです。こんな騒ぎが起きています。

韓国の検事総長に「隠し子」がいるという騒ぎが起こったのは今月6日。朝鮮日報などが報じました。すると検事総長は疑惑を否定。法的手段も辞さずとの構えを見せます。

ところが。ここで大統領府が動きます。(その裏はあとで)。けしからんから政府が調べるというのです。強気だった検事総長は一転して辞表を提出。ああ、ウヤムヤで終わるのかとおもったあと、なんと大統領府は辞表の受取を拒否。徹底的に調べると言い出したのです。

ああ、大統領府やる気あるのね。。。。そりゃ、検事総長に隠し子がいたらまずいか。
実はどうやらことは単純ではないようなのです。

そもそも検事総長は今も隠し子を認めていません。「辞任を求める圧力をかけたのは大統領府だろう」と言いたいらしいのです。
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そもそも、いまの検事総長は、韓国としては初めて「外部の委員会」が推薦する候補の中から選出する、という方法で選ばれた検事総長。(大統領府の影響力をある程度排除しようという民主化的試みです)。選出当時「選びたくて選んだわけではない」(他の二人の候補も意に沿わなかったが、消去法で選ばれたと)と言われました

しかしながらその手腕は手堅く、チョン・ドファン元大統領の隠し資産の徹底追求やこの夏の原発停止につながった原子力発電施設の不正疑惑の追求、脱税事件の摘発となかなかの仕事ぶりを見せました。
更に。韓国検察は6月、韓国の警察関係者や国家情報院(元KCIA)が今の大統領の選挙に不正に関与したとして選挙違反容疑を適用します。これに対して大統領府側の法務長官から圧力がかかったとされますが、検察内部からの信任が厚い検事総長はこれを排除して捜査を続行しました。

これに対する反撃、大統領府としてはその「意趣返し」として検察トップの駆逐を狙ったんではないかと。これ以上やるなら、大統領府としても黙っていないぞ。「検察対大統領府」の戦争だというわけです。
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検察としても「組織防衛」に動く可能性があります。検事総長は最後の最後に「自分を「取り調べた」公安局部長検事を逆に調査するよう最高検察庁に指示を出しました。要するにおまえら、大統領府の意志で動いてるんじゃないの?逆にその辺調べてやる、というわけ。ことによれば藪蛇になる可能性も・・・。

一方で一部の検察関係者はすでに大統領府側についたとも見られ、自体はなかなか複雑です。そりゃどっちにつくかで自分の運命が変わるとなれば勝ち馬につきますもんね。

韓国検察の独立をかけた戦いが今、始まります!(ビフォーアフターの体で)

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