2013年9月30日月曜日

何年も何年も

相場は放れにつけ、と言います。投資効率から行けば、値動きの激しいトレンドに乗っかるのが一番手っ取り早く、しかも勝率が高くなるからです。

一方、例えば仕手屋さんたちは何年もかけて会社を調査し、株を買い集め、しかるのちに勝負に出ます。例えば今月賑わった建設株の一角。あの辺りはおそらく2,3年以上かけて株を買い集めたと推察しています。派手に株価が動くチャートというのは年々も土台を作って初めて可能なのです。我々には派手に動いたこの一ヶ月しか目に入ってこないですけれど。

先週動いた黒田、僕は何年も前から(3年くらい前からか)ずっとマークしてました。買ってから半年たってようやく動きました。ただ、フィットハイブリットが爆発的に売れる日だけを待って・・・。

株って実はそんなもんだと思うのです。「こうなったら、こうする」日の目をみないかもしれない株の種たち。何年も何年もたって発芽する種たち。これをいくつもいくつも探しては発芽するのを待つ。

何年も待てるのが個人投資家の強み。これがディーラーなら「毎日毎日日銭を稼ぐ」事ができないならクビ。機関投資家だって年単位の利益がクビのものさし。

一方で個人投資家は誰からも利益を強いられることがありません。ずっと利益0でも、大損さえしなかれば大きく儲けるチャンスは来ます。ずっとずっと相場を監視する手間と時間はかかりますけどね。(もちろん知識と努力も。どんな知識と努力が必要かは、このブログ読んでもらえればヒントになるかと。手前味噌)

ただただフィットが売れるのを待つのも、住友電工の株価がレンジ下限まで降りてくるのを待つのも(そしてそれが何年もかけて上昇するのを待つのも)個人投資家(時間が無限に待てる)の特権だと思うのです。

なにも値動きの激しい相場に張り付くだけが相場では無いですよ、と。待つだけが全てでもないですけどね。いろんなやり方、いろんなアプローチがあるし、得意なかたちを持ちましょうと。
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以前話した落合選手の打法と同じです。

彼は彼はいろんな球種、いろんなコースに対してたくさんのスイングフォームを持ってました。だから打率が高かったのです。例えばインハイのストレートは腕をたたむようにして腰の回転運動でクルッと回るようにレフトへ。アウトコースの変化球は目一杯腕を伸ばしつつ、背筋力を使ってライトスタンドへ。もちろん、基本となる体の動きはあるのでしょうが、一つのスイングではなくいろいろなスイングを時と場合に合わせて使い分けることで、いろんな玉をいろんな方向にヒットやホームランに出来たのです。

我々はいろんな球種に対応する必要はありません。なぜなら株には「見送り三振」がないから。どんどん見送っても損はしません。落合選手を見習い例えば「インコースの直球」の打ち方を極めればそれは大きな武器になるでしょう。でもそれと同じスイングでは「アウトコースのカーブ」は打てませぬ。少なくとも「これはインコースのストレート」と見極める力とそれに対応するやり方を見つければ、そこでは大きく勝率を稼ぐことができます。

まずは得意な球種やコース(相場)を見つけそれに対応する手法を身につけるのが一番。何でもかんでも打ってやろうとすれば空振りの山を築くだけ。一つの形を手に入れてからいろんな手法を身につけていくべきだと思うのですね。落合選手みたいにどんな玉も打てるようにいろんなスイングをすべて身に付けるのは至難の業。(そのスイングをすべて極めるのはもっと難しい)

個人投資家は自分が打てない玉(相場)は見送っても何のペナルティもないのだから、進むべき方向は自ずと見えてくるはず。

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