2013年4月27日土曜日

先にひどい目にあったほうが先に株があがることもある

例えば同業でA,Bという会社があるとする。同じような業態、同じような規模、同じような株価だったが、Aのほうが先に業績が悪くなり株価が下がった。Bはまだ持ちこたえている・・・

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そんな状態の時に、長期保有としてB社株が適切かというと、経験的にはそうでない場合も多い。なぜなら、先に業績が悪化した会社のほうが、先にリストラに入ることが多いのだ。A社がリストラを終え、株価が回復に向かう時に、Bは業績悪化の真っ最中、なんてこともよくある。
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何度も何度も書いた話だが、ホンダは1995年頃、極度の不振にあえぎ、三菱自動車に合併されるという噂まで出た。当時の三菱自動車はパジェロが絶好調でまさに絶正期にあった。しかしその頃にリストラに励んだホンダは盛り返し、三菱はいまだ再編にもがき苦しみ続けている。

また21世紀を前に潰れかけた日産自動車はルノーというスポンサー、ゴーンというコストカッターを得て曲がりなりにも大きく持ち直した。ところが日産を救ったはずのルノーは今極度の欧州不振に苦しむ。このままではルノーの生産台数は日産の半分を回復するどころか3分の1以下に落ちるだろう。車台の共通化を進めるといえば聞こえはいいが、要するに日産が設計したシャーシを少しいじって外面を変えた車をほそぼそ売っていくしか無い。なまじ業績がよく、しかも日産という黒字子会社のあるお陰で、リストラが大幅に遅れたのだ。シトロエンプジョーのほうが悲惨な状態だったはずが、あっちの死に物狂いのリストラが進んでいる今、ルノーのほうがたちの悪い状態にある。日産は重荷を背負って他と競争せねばならないハンデになってくるだろう。

僕の経験則からも、三井造船と日立造船の例を思い出す。日立造船のほうが先に業績が悪くなったが、お陰で日立造船のほうが先に造船から足を洗い、数年後に株価が大きく上昇したことがあった。先に業績が悪くなっても先にリストラを済ますことで株価を逆転することはままある。

日本の海運なんかもここ2,3年地獄を見ているわけだが、リストラが進んでいる分、つぎの好況期が来れば大きく買われるだろう。
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業界内で、あるいは他業種と比較して先行して業績が悪くなった会社を見つけたらそれは引き出しにキープしておく価値がある。そういう会社は先んじてリストラを終えて上昇する可能性も高いからだ。業界紙などでフォローすべし。

ルノーのあまりにひどい決算をみて思い出したのだ。ルノーが立ち直るのはまだまだ先やろうね。ぬるま湯の中(日産の庇護)にいたから血を流すリストラができんのだ。

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