2013年4月27日土曜日

専門分野

新天地姉は弁理士です。

就職一年目で弁理士資格をとり、そのまま社内弁理士として働いています。

で、姉はCDやDVD、ブルーレイのピックアップレンズ(メディアの信号を読み取る、レコードで言えば針の部分)に関して「専門家」に。光学メディアが今からは想像できないくらい利益を生んだ10年前までは花型だったそうです。技術者が考えた仕組みをどうやって幅広く強く保護するか?特許出願の際の優劣が他社との競争にも大きく影響を与えたそうです。(姉の自慢話ともいう)

ところが今やメディアレスでネットでダウンロードが主流。光学メディアは陳腐化し光学メディアの仕事も減り、新人に「新天地姉(仮名)さんは一体何をやるひと何ですか?」と聞かれる始末。そんな話を笑い話でしてました。(新天地注。姉は他の仕事もやってます。何でも屋ですね、フォロー、フォロー。)

僕は姉と笑いながら「そりゃ、更に先輩とかにはレコードの針の専門家とかいて、昔は花型だったわけでしょ。一緒一緒。時代はめぐるんだよ」
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笑い話ですが投資家には示唆があります。単一のお仕事は将来的にはあるものに取って代わられるのです。近視眼的に(2年や3年のタームでは)繁栄が続いても10年という視点で見れば永続しないことがたくさんあるのです。相場をやっているとついついそのことを忘れてしまいます。「優良株」といわれるハイテク株もたった10年経てば陳腐化し非優良株になることはよくある話なのです。

例えば、自動車。ゴムで出来たタイヤが4つ付いている、という産業はこれからも永続するかも知れません。しかしそれは永遠に鉄で作られるでしょうか?ガソリンエンジンで動くのでしょうか?燃料タックの会社は20年後は生き残れない?エンジン制御の部品メーカーは?あるいは今は電子制御される部品は昔は鉄のワイヤーで動かしていたりしたわけです。そのワイヤーを作っていた会社はどうなっていったのだろう?さらに電子制御の部品はいまやパナソニックが虎視眈々と狙っています。既存の電子制御の会社は持ちこたえられるのか?

いや、ゴムで出来たタイヤは永続するって書いたけど、そんなん誰が決めた。ゴムじゃないタイヤがあらわれることだって可能性としてはゼロじゃないのか。

あるいはそのうちに自動停止ブレーキ、ボンネットのエアバッグなどが義務化される流れです。作れるメーカー作れないメーカー。提供できる部品会社。株価に影響を与えそうです。
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ハイテク世界ではウインテルと言われたインテルとマイクロソフト。大型コンピューターを過去の遺物にしたそれらも繁栄は永遠でなく。
タブレットやスマホの前に苦戦を強いられています。そしてインテル関連銘柄と呼ばれた優良銘柄も昔の強みは無いですね。替わってアップルは永遠の勝者に見えましたが不死鳥の蘇ったアップルでさえ永遠に勝ち続けることはできず、やはりアップルだよりの部品メーカーにも暗い影を落としています。勝ち組の株で儲けることは可能ですが、「永遠」では有りませぬ。むしろ空売りが出来る人間なら勝ち組をウォッチし続ければ容易に空売りチャンスを掴めるかもしれません。

任天堂も買わない奴は馬鹿だ、と言われ「なぜ任天堂が勝ちソニーが負けたか」熱く議論した所でその任天堂も上がり続けることはできない。むしろ大成功が次の一手を指し間違わせることもある。
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僕の居る運送会社というのはまだ続くかもしれません。光学メディアが運んだコンテンツはネットが代わりに運べます。でもネットが発達してもネットでは「物」を運べないから。その意味では強い。
でもネットを中心とした物流に対応できない運送会社はやっぱり淘汰されるでしょう。

投資するときにはそんなことも頭にいれながら投資すべきなんでしょう。就職先は簡単に変えることはできないですが、投資家はカメレオンのように投資先を選べます。選べることの強み、と選ばずにとどまり続けることのリスクを減らすこと。それは最大限にいかすべきなんでしょう

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