2013年4月2日火曜日

ドコモの賭け、脱土管戦略?

ドコモがdマーケットの開放に踏み切るという。

dマーケットというのはドコモのオンライン(ダウンロード)販売の窓口でソフトやコンテンツをここから買える仕組み。今後はもっと複雑な通販なり権利売買も行なっていくつもりのようだ。
今まではドコモの携帯(ドコモの回線契約)からのみ使うことができた。これを他の会社(ソフトバンクやAUなど)のスマホ、回線契約からでも使えるようにするというのだ。。

(深読みすれば、いままで「ドコモ仕様」の携帯しか事実上販売しないでいたドコモだが、どんなスマホでもドコモのサービスを利用出来るようになっていくのかもしれない。アップルのアイフォーンやドコモから発売されていない海外仕様の端末でもドコモのサービスを使えるようになっていくだろう。回線契約をどこと結んでいようが。(あるいはドコモの契約で、ドコモから売られていない端末(しつこいようだがiPhone含む)を使うことも便利になるかもしれない))
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これはドコモが脱土管(ドカンとは単なる回線小売のことをやゆした表現)戦略として、dマーケットでの商売こそ本筋と考えていることのあらわれかもしれない。
オープン化によって、いままでdマーケットを利用してソフトやコンテンツを買い込んだ人が資産を失わずに他の業者に移れるようになる。

しかし一方で他の業者との契約者からもdマーケットが利用できるとするならばコンテンツやソフト提供者から見ればマーケットのパイがそれだけ大きくなり参入の魅力が増す。dマーケットにさえ出店すれば誰でも利用できる、ということになれば結果としてdマーケットが栄える可能性は高まる。
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今まではソフトバンクのように、アップルにコンテンツ商売やソフト売買の美味しいところを譲って、回線シェアを伸ばす戦略が正義だった。ソフトバンクは契約者を伸ばすことで利益をあげ、アップルはトータルビジネスで利益を得た。
たいしてドコモはコンテンツビジネスに本腰をいれ、回線契約は別途考えるという戦略に出たように見える。端末開発者はドコモ仕様とか考えずに端末を作れるようになるだろう。一方でドコモからの補助金をもらって専用端末を作るという行為そのものがなくなっていくのかもしれない。ドコモとすれば端末開発に力を入れなくても済むようになるかもね。

うまい手のような、でも遅かったかなあ?という気もするような。(囲い込みという考えを捨てた)iモードの成功体験からの脱却でも有り、コンテンツビジネスでの成功というiモードの再現狙いでもあり。

繰り返す。この戦略はいろんな方面に影響を与える可能性がある。
1ドコモ自身の収益構造の大きな変化
2他社への影響
3端末製造メーカーへの影響(おそらくドコモからの補助金は大きく減っていく一方、ドコモへ端末を売ることは用意になる。既存の国内メーカーには不利に働き、海外の大きなメーカー、サムソンなどにとっては有利に働くだろう。日本語ローカライズさえ出来ればいいのだ。極端な話)
4ドコモが動くことでコンテンツビジネスは激化するかもしれん。アップルのコンテンツ販売は不利になるだろう。一方でdマーケットという障壁がへることでアップルとしては仕様的にはドコモに供給しやすくなったといえる。一方で相変わらずドコモにiPhoneをうる実益はそれほどないかもしれない。iPhoneが落ち目な今、数を出したい誘惑にかられるかもしれんが。
5携帯販売店にとってはマイナス効果が出てくるかもしれんな。風が吹けば桶屋が儲かるくらいの因果関係だが、ドコモが回線契約にこだわらなくなれば、インセンティブも減っていくかもしれん。

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