2013年4月27日土曜日

4ドアクーペ

むか~し、カリーナEDという車があった(今では考えられない車名だな)。日本ですごく売れた車。
 
この車、20年は前の車なのだが実に優れた点がある。4ドアの車ながら、デザイン重視(逆に言えば後部座席の居住性は削られる)。4ドアハードトップ(車高が低い車の意味)というジャンルを創りだした。
 
 
残念ながらこの車はほぼ日本でだけ大ブームを呼び起こした。世界的にはブームを作ることはできず、また日本ではミニバンブームなども有りこのジャンルは消えていった。(また、僕の記憶が正しければ、この手のデザインは側面衝突の安全基準に対応させるのが難しく、日本でしか売れないとNHKに叩かれたっけ。サイドインパクトビームの日米での違いやクラッシャブルゾーンの性能が日米で違うことを告発した番組内で)バブルの崩壊はこういう色気のある非効率を排除しちゃったような気がする。それが車の需要を低迷させることになったような気が。
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時をへて21世紀。メルセデス・ベンツがCLSというモデルをデビューさせた(写真は現行の2代目)
4ドアだがCピラーをおもいっきり寝かして流麗なクーペのようなサイドのデザイン。(当然乗り込むのは不便だし後部座席は広くないし、直射日光は頭に当たる。
何より、4ドアだと運転手がお雇いと勘違いされることもあろうが、このモデルなら運転手がオーナーなのは間違いないものねw。
 
このモデルは世界的にヒットとなり、今や世界中のメーカーが二番煎じを出そうとしている。その意味でカリーナEDは偉かった。時代を20年先行していた。
 
ヨーロッパの不況でこういう車はヨーロッパでは大ヒットと言うわけではないらしい。こういう車が欧州で回復してくれるなら、自動車産業も株価が上がっていけるんだが。
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翻って今の日本車はそういうワクワクするデザイン無いよなあ。効率ばかり突き詰めたモデルが多くなってしまった。スズキが4ドアクーペのコンセプトを売り出すなど、変化の気配は感じられるが・・・。もしもそういう「無駄デザイン」グルマが流行するなら、投資家的にも本格的バブル時代の到来を実感できると思うのだが。
写真は先日、中国のモーターショーでスズキが発表した「オーセンティック」という名前の4ドアクーペコンセプトモデル。このデザインのままSX-4セダンの後継として売りだせば人気が出そうだが・・・。スズキは車の性能も去ることながら、高級車を売ってく販売チャンネル構築が先かもね。


 


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