2013年3月8日金曜日

コンパクトカメラ、新しい時代か、最後のあがきか

ニコンがAPSサイズという大きな撮像素子をつかった高性能コンパクトカメラを出してきた。

大型素子を小型のカメラに納める、この手の製品はシグマが出しているDPシリーズが有名だが、DPシリーズというのは超高画質だけど、作動速度が遅いとかオートフォーカスが癖があるとか、暗い場面に弱いとか、いろいろ一般的には使いにくいカメラだった。
つまり綺麗に映るときはすごいきれいな写真になるのだが、それが百発百中とは行かない製品だったのだ。(実力発揮のためには撮影条件と、撮影者の腕、知識を要求するカメラなのだ。)

しかしニコンが出してきたからにはある程度万人が使いこなせるカメラなんだろう。シャッターさえ押せば綺麗に映る。
大手メーカーとして「責任」があるからね。

大手メーカーだから逆に思い切った商品が出しづらいという面はある。そのニコンが小型化という「技術力」を結集して「思い切って」出してきたカメラ。ものすごく数がでる価格ではないが(12万円ほど)数よりも高価格帯で勝負するという強い意思表示ともいえるだろう。勝算ありと踏んだから、ここに多額の開発費を投入して乗り込んできたのだ。

今まではなかった市場。大型素子搭載コンパクトカメラ。
ソニーからもフルサイズ素子のコンパクトカメラが出ているし、リコーもGRデジタルの今年中の新製品を予告している。(噂ではソニー製の1インチもしくはAPSサイズのC-MOSを採用したとか)。キャノンも黙っては見ていまい。
今年はこの手の「大型撮像素子」採用の高性能デジタルコンパクトカメラが市場を賑わすことになるんだろう。
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この動きはもちろん、低価格のデジタルカメラがスマホの内蔵カメラによって駆逐されつつあることによる。ソニーが高性能かつ低消費電力の大型撮像素子を外に売りだしたこともあるだろう。

スマホは24時間身に付ける製品で「わざわざ持ち出す」製品ではない。小型C-MOSの高性能化で、ただ写真をとるだけというならスマホでも足りる場面が増え、しかもスマホならアップロードの手間も少なくなるという利点がある。
今のままでは勝負にならないと考えたカメラメーカーが「スマホではかなわない」面、すなわちさらなる高画質、あるいは撮像素子が大きくなることによる「ボケ味」の追求、高級感(ものとしてのぶつよく刺激)に走るのは当然ですわな・・・。カメラは「わざわざ持ちだしてもらう」というハンデをどう埋めていくか?そこが生き残りのポイントになる。

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ただ、高級時計でさえ携帯電話の普及で売上が落ちたといわれる昨今。カメラメーカーの苦闘は続くんだろうなあ。

(と言いつつニコンストロングバイの新天地でありました。ニコンで儲けて、ソニーかリコーのコンパクトカメラ買おうw)

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