2013年2月2日土曜日

自動車株をやる上でのキーワード

自動車株をやる上でのキーワードをいくつか書いておきます。忘備録みたいなものです。

ダウンサイジングターボ
排気量と気筒数を減らし、エンジンを小さく、省燃費にする一方、必要なパワーはターボによって補おうとする考え方です。例えば2リッター4気筒のエンジンなら、1.3リッター3気筒のエンジンにかえて、低速トルクや最大パワーをターボで出そうという考え方。VWが大々的にやっている手法。

いいことづくめのようですが問題はコスト。エンジン開発コストもかかるし、部品コストとしてもエンジン一基あたり1万円以上かかる。決してエンジン自体は元の大きなエンジンよりもやすいとは言えないのです。直噴と組み合わせることが多いのでさらにコストが掛かります。

なのでハイブリットなどに注力してきた日本勢はこの分野で出遅れました。いま必死になって後出ししてきていますがどう出るか?

さらに軽自動車のターボエンジンが最近注目を集めます。ある意味「ダウンサイジング」を果たすこれらのエンジンが日本勢の救世主になるかどうか?
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ハイテン鋼
ハイテンション鋼材のこと。要するに今までの鋼材よりも強度が高い。しかし値段も高い。加工するにも硬いので技術力とコストがかかる。

しかしこのハイテン鋼がここ数年の車の進化を担っているのは間違いありません。強度が高いハイテン鋼を使うことで同じ強度ののくるまなら従来に比べて軽く作ることができるようになったのです。更には補強材を減らしてシャーシを作れるようになったので結果的に補強材が要らない(材料費が浮く)ので車を安く製造できるケースもあります。第三のエコカーと呼ばれるクルマたちはまさにこのハイテン鋼の恩恵のもとに作られているというわけです。
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カーボン素材
炭素繊維のこと。ゴルフをやる人ならシャフトに使われているやつです。金属よりもはるかに軽く強度も高い。レーシングカーや競技用の自転車、ボート、その他もろもろの高性能機材はおしなべてカーボンでできています。ボーイング787が軽くて燃費がいいももカーボンを使っているから。

ではなぜ一般の車に使われていないのか?それはコストが高かったから。更には製造装置が大きいし・・・。しかしフェラーリやランボルギーニといった特殊な車はもちろん、一部チューニングカーなどにはすでにボンネットやルーフ部分に採用する動きがあります。

夢の素材とされていたカーボンですが10年以内に爆発的に自動車に普及する可能性があると思います。もしもそうなればカーボン関係の株は暴騰。カーボンで車を作るにはそれなりのお金と開発が必要なわけで乗り遅れた会社は見るも無残になると思います。それは(競技用の)自転車メーカーの盛衰をみれば明らかです。
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リチウム空気電池
空気中の酸素を正極活物質とするリチウム電池。空気中に無尽蔵に存在する酸素を電池の一部に利用することから、同じ重量の電池ならリチウムイオン電池の数倍の容量を得ることが出切る夢の電池。今、日産のリーフが満充電で130kmほど走れるが、それを当てはめれば楽に500km以上一回の充電で走れることになり、電気自動車の欠点である航続距離の短さは直ちに解消されることになる。

もちろん、実用化にはまだ課題は多いが、これが実用化されれば一気に電気自動車の普及が進むだろう。つまりリチウム空気電池の実用化によって様々な産業が淘汰される可能性も・・・。
ガソリンスタンドなんて絶滅するかも。。。トラックが軽油入れる以外は。エンジンを作っているメーカーもどうなるか。変わった所ではブレーキ作っている会社だって危ないかもね。そしてリチウム空気電池の登場は「燃料電池車」の敗北を意味するんだろう、多分。
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いろんな部品の電動化とエネルギー回生装置
最近、自動車から「油圧部品」が消えています。油圧装置は常にエンジンからのエネルギー供給が必要です。しかし電池+モーターなら「動かすとき」だけしかエネルギーを必要としません。結果的に燃費が良くなるのです。最近の車はパワステがみんな電動式。新車で油圧パワステの車は少数派です。さらにその電力を生み出す元はいままでエンジンでした。しかし最近は「エネルギー回生」という考え方が流行りだしています。つまり。ブレーキを踏むと、駆動系と発電機か直結し、その時に電池を充電しようというのです。こうすることでエンジンパワーも有効に使えてパワーのある運転が行えるし、エネルギーロスも少ない。更にはブレーキパッドの長寿命化なんて効果もあります。一方で制御にはそれなりの技術が必要ですし、バッテリーも大型化、特殊化してコストも掛かります。しかしこの流れは止められないでしょうね。

油圧部品の会社、これからも苦しいだろうなあ。一方で小型モーターの未来は明るい、か?
マブチとかサーボとかどうなんだろうねえ。

はなしは少し変わるけど、日産はステアリングバイワイヤ(ハンドル操作は電気信号だけ、タイヤの向きを変えるのは100%サーボモーター)なんて出してきます。乗り心地は大幅に良くなるだろうけど、運転がつまらなくなるような。

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