2013年1月9日水曜日

(スマートフォン+タブレット)÷2=ファブレット(Phablet)の時代へ

ソニーが新しいエクスペリアZを発表。デザインも注目だが、新天地が注目するのはソニーも液晶のサイズを5インチに引き上げてきたこと。今までは通話のしやすさ(液晶が大きいと端末が太く持ちにくくなるから)からあまり大きな液晶は載せて来なかった各社だが、サムソンのギャラクシーNOTEシリーズの予想をはるかに超える大成功をみて続々と大型液晶の通話端末をリリースしてきた。

知らなかったけど、液晶サイズが5インチから7インチ程度までの通話も出来る端末をファブレットというらしい。いままでのスマホとタブレットのあいのこだと言うわけ。業界予測ではこういう端末が2013年のトレンドになるだろうと。

これは携帯向けの大型液晶の量産化が進んだこと、その高精細競争が進んでいること、狭縁技術の進展でギリギリまでほそい端末を作ることが可能になってきたこと、更にはスマホが電話としてよりも情報端末として使われる頻度が高くなってきた事があげられるんだろう。多少通話しにくくても画面が大きく、タブレット的な使い方を優先したいと。それでもタブレットを持ち運ぶよりも1台で済ませられるメリットのほうが、通話のしにくさにまさる、と。

細かい話を言うと、先進国ではより精細な画面を投入した高級機、途上国には画面は大きけど解像度が低い、でも価格が安い端末を如何にうまく投入できるかが勝敗を分ける、と。
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去年韓国に行って驚いたのはとにかくギャラクシーノートを使う人が多いということ。iPhoneなんか使っているのは日本人だけなんじゃあないか?と思うほどだった。この流れは絶対に加速すると思う。大型液晶端末を主力にしない会社は傾く。

さて大型液晶端末が流行るとどうなるか?液晶画面ってのは一番電気を食うデバイス。当然、省電力な大型液晶を供給できるところは恩恵を受けるだろう。もちろんシャープに期待したいところだが、それだけに他社の追い上げは相当なものになるだろうね。アドバンテージをどれだけ保てるのか?

大型液晶を使うということは電池メーカーにとっては嬉しい話。大容量化が更に進むだろうひょっとすると今よりも更に大きく3000mAhクラスのものが主流になるのかもしれん。あるいは画面の大型化はタッチパネルメーカーやコーニング、一部化学メーカーとかにも福音だったりしてw

端末メーカーにとっては列記した部材を如何にうまく調達できるか?生産台数の少ない日本のメーカーにとっては去年さんざん苦労したCPU チップの調達に加えてこの手のデバイスの調達力も問われるだろうね。もちろん如何にそれらをうまく組み合わせて設計製作するか、メーカーとしての底力も問われるだろう。まさにサムソンが強みとしてきたこの辺りで、日本メーカーがどこまでやれるのか?自分の存在価値というか存在意義をかけた戦いになると思う。できないなら退場するしか無い。

携帯キャリアにとっては、それは通話から通信への流れが加速していることを如実に意味しているだろう。今更ながらうまく乗れないと(料金政策等)今後10年の成長力を左右するだろう。

ファブレットの隆盛は液晶の小さい携帯電話の駆逐とあるいはタブレット端末の勢いを削ぐことにつながるかもしれない。これに乗れていないアップルにとってはマイナスなような。

液晶画面の拡大はモバイル分野での広告の可能性を引き上げると思う。過去、PCの画面の拡大が、広告価値の増大をもたらしたように。モバイル向けに広告を手がける会社は再度注目価値があるかもね。どれくらい価値が上がるのかは暇なアナリストさんあたりが誰か計算してくれるんじゃあないかなあ。
世界の携帯の画面の平均の大きさが例えば1.2倍になるとすれば、広告掲載余地は1.2倍以上になるはず。携帯の画面はいままでぎりぎりの大きさだったから、すこし大きくなるだけで広告可能なスペースは相当に大きくなると思うのだ。さすればマーケット価値もそれに比例して大きくなるはずだと。まだこのへん織り込んでない気がするんだよなあ。

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